中級編

中級編:参照部品と複写部品の違いと、運用途中での「複写部品への変更」方法について

1on1個別相談会を担当している橋本です。

現在、他のアプリケーション連携には「参照部品」と「複写部品」の2種類が存在します。
それぞれの違いを簡潔にご紹介します。

特長 参照(リンク) 複写(コピー)
データの状態 元のデータを見るだけ(1つのまま) 新しく作る(2つになる)
変更の影響 元を変えると、自分が見る分も変わる 自分の分を変えても、元は変わらない
メリット 常に最新情報が見られる 元のデータを壊す心配がない
デメリット 誰かが変えると自分も変わる 別物になる!元の更新が反映されない

■参照メリット:
「本物」を見に行くだけなので、準備がすぐ終わります。
 また、誰かが本物を書き換えたら、自分もすぐに最新の内容を見ることができます。

■参照デメリット(注意):
 「みんなで見ている」状態なので、誰かがうっかり本物を書き換えてしまうと、
 自分が見ている内容も勝手に変わってしまいます。
 また、本物が消されると、自分も見られなくなります。

■複写メリット:
「自分専用のノート」として自由に書き込めます。もし間違えて消しゴムで消しすぎても、
 元のノートは無事なので安心です。

■複写デメリット(手間):
 元のノートの内容が更新されても、自分のコピーには反映されません。
 最新情報にするには、もう一度コピーし直す必要があります。

<運用上のポイント>
参照部品と複写部品が連携している場合、マスタが変わると連携アプリの表示・動作も影響を受けます。
商品マスタと連携アプリのデータ連動を示す説明図。左側の「商品マスタ」で製品Aの価格を5,000から7,000に変更すると、右側の「連携アプリ」側にある参照部品の価格も自動的に7,000に変わる仕組みを①②の手順と矢印で解説しています。
本記事では、参照部品から運用途中に「複写部品」へ変更したいケースを想定しています。
ただし、部品タイプは編集できません。以下で修正方法をご案内します。

はじめに
本ガイドは、参照部品と複写部品の運用を前提に、部品を新設してから複写設定までの手順を
ステップごとに説明します。例として数値部品を使用します。

ステップ1 部品を新設します
作成済みの部品と同じ部品タイプで新設します。
例:数値部品を配置します。
AppSuiteのアプリデザイン画面。「価格(複写部品)」の設定手順。左側のフォーム画面で赤丸に囲まれた「価格(複写部品)」の入力項目が選択されており、右側にその詳細を設定する「部品の設定」ダイアログ(基本タブ、入力制限、複写の設定など)が開いている様子を示しています。
ステップ2 CSVファイルへエクスポート
その他機能からCSVファイルへのエクスポートを選択します。
注意:メニューが表示されない場合は、エクスポート権限がありません。管理者へご相談ください。
AppSuiteの一覧画面。「その他の機能」メニューがプルダウンで開かれており、メニュー内にある「CSVファイルへエクスポート」の項目が赤枠で強調されている操作説明図。
エクスポート時に必要な項目はデータID、旧部品、新部品です。
不要な項目は[×]で除外してください。
すべての項目をエクスポートしても構いませんが、インポートで不要な項目はExcel側で削除してください。
AppSuiteの「CSVファイルへエクスポート」設定画面。エクスポート対象は「参照から複写部品」で、「先頭行に部品名を出力する」にチェックが入っています。一覧表の「出力する部品」列(データID、価格(参照部品)、価格(複写部品)など)が赤枠で囲まれており、右端にある項目の追加・削除ボタン(プラス・かけるアイコン)とそこを指すピンクの矢印が強調されています。
ステップ3 CSVファイルで加工
エクスポートされたファイルを開きます。
旧部品の値をコピーして、新部品へ貼り付けます。
エクスポートされたExcelデータの比較図。左側の画面では、データID、商品コード、価格(参照部品)までが出力されています。中央の緑色の矢印を挟んで右側の画面では、D列に「価格(複写部品)」が追加され、C2セルの「7000」からD2セルへ値が設定されている様子が赤枠とピンクの矢印で強調されています。
加工後のファイルを保存します。次のステップ「インポート」に進みます。

ステップ4 CSVファイルからインポート
その他機能からExcel/CSVファイルからインポートを選択します。
メニューが表示されない場合は、インポート権限がありません。管理者へご相談ください。
AppSuiteの一覧画面。「その他の機能」メニューがプルダウンで開かれており、メニュー内にある「Excel/CSVファイルからインポート」の項目が赤枠で強調されている操作説明図。
保存済みCSVファイルを選択して進むと、[タイトルが一致する部品を割り当てる]ボタンが表示されます。
ボタンをクリックすると、CSVの1行目の部品名が割り当て対象として指定されます。
AppSuiteの「Excel/CSVファイルからインポート」設定画面。一覧表の上部にある「タイトルが一致する部品を割り当てる」ボタンが赤色の丸枠で囲まれています。また、データの列番号1(データID)の行にある「照合」チェックボックスが赤枠で強調されており、ファイル内のデータとアプリ側の部品を紐付ける操作画面であることを示しています。
【重要】
データIDの照合(チェックをON)を必ず行ってください。
チェックを OFF にすると、更新ではなく新規インポートとなりますのでご注意ください。


インポートが成功すると、新しい部品にデータが入ります。
インポート完了後のAppSuiteの一覧画面。「商品コード A12345」の行において、「価格(参照部品)」の隣に新しく「価格(複写部品)」の列が表示されており、値として「7,000」が正しく取り込まれている様子が赤枠で強調されています。
ステップ5 旧部品の参照連携を解除します。
旧部品と参照連携している他のアプリケーションの部品を選択し、連携を解除します。

【重要】自動計算部品の計算式で、この参照部品を使っている場合に解除すると
計算結果に影響しますので、注意が必要です。


例えば、以下のように計算式に含まれている場合は、削除された部品となり、エラーが発生します。
AppSuiteの自動計算設定ダイアログの比較図。左側の正常な画面では、計算式に「価格(参照部品)」が組み込まれて赤枠で囲まれています。中央の緑色の矢印を挟んで右側の画面では、その部分が「
【重要】計算式に使われている場合には、連携解除する前に、
計算式で利用している箇所について、新部品に置き換えをお願いします。

AppSuiteの自動計算設定ダイアログ画面。計算式エリアに入力された「価格(複写部品)」の部分が赤枠で囲まれて強調されており、数式が「({価格(複写部品)})*({本数})」へと正しく設定または修正されている様子を示す画面。
影響がないことを確認できましたら、他のアプリケーションの部品から
[×] をクリックして解除します。
AppSuiteの画面デザイン編集で「他のアプリケーションの部品」から参照部品(商品名・価格)を選択・追加している操作画面のスクリーンショット。
確認画面で「はい」を選択して処理を完了します。
AppSuiteの部品削除時に表示される、「この部品を参照している参照部品を削除してよろしいですか?」という確認ダイアログで「はい」を選択している画面。
変更ボタンを選択すると更新されますが、
キャンセルボタンを選択すると元の状態に戻ります。
AppSuiteの画面デザイン編集画面。中央の「部品の追加」ダイアログ(他のアプリケーションの部品タブ)内で、「価格」の項目がピンク色の枠で囲まれて選択されている。画面左側では、「商品名(参照部品)」の下にあった「価格(参照部品)」の配置スペースが空欄(ピンク色の枠で強調)になっており、その下には「価格(複写部品)」が配置されている。
ステップ6 新設された部品を複写設定します
最後に、他のアプリケーション連携(マスタ連携)を新設部品に設定します。
該当部品をタップし、[部品の設定]パネル内の[複写の設定]を開きます。
AppSuiteの「価格(複写部品)」の部品の設定画面で、下部の「複写の設定」にある「複写元部品」が未設定であることを示している画面。
[✙] をクリックすると表示される画面で、キー部品と複写元部品を選択します。
※参照連携を解除していない場合は、複写元部分に該当部品が表示されません。
AppSuiteの「複写元部品の選択」ダイアログで、キー部品に「商品コード」を、複写元部品に「価格」を選択している操作画面。
選択完了後、[複写の設定]が画面に表示されます。
AppSuiteの「価格(複写部品)」の設定画面で、複写元部品に「①商品マスタ.価格(🔑商品コード)」が正常に設定されたことを示す画面。
以上、設定変更は完了です。

本件に関するお問い合わせや、活用に関するお困りごとがございましたら、
下記までお気軽にお申し付けください。

■本件に関するお問い合わせ
株式会社ネオジャパン カスタマーサクセス部
TEL:045-640-5921 Email:csuccess@desknets.com

WRITER
カスタマーサクセス部 橋本
WRITER
カスタマーサクセス部 橋本
2004年入社のプロパ社員。元営業の視点を生かし、 カスタマーサクセス部としてお客様の成功に情熱を注いでいます。 プライベートは野球一筋。学童野球のコーチとして子どもたちの成長に伴走。長男・次男も野球に打ち込み、週末は家族でグラウンドにいることが多い日々。仕事も野球も、チームの力を信じて全力で取り組むのが私のスタイルです。
2004年入社のプロパ社員。元営業の視点を生かし、 カスタマーサクセス部としてお客様の成功に情熱を注いでいます。 プライベートは野球一筋。学童野球のコーチとして子どもたちの成長に伴走。長男・次男も野球に打ち込み、週末は家族でグラウンドにいることが多い日々。仕事も野球も、チームの力を信じて全力で取り組むのが私のスタイルです。
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