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<この事例のポイント>
【導入】 2003年から長年利用。今は働き方改革を推進する情報共有インフラに。
【効果】 紙の電子化、紙業務の効率化、役立ったのは[回覧・レポート]と[文書管理]機能。
【応用】 BYODでリモートワークも可能に。災害時にも業務の遅滞を防いでくれた。
環境問題が叫ばれて久しい今、「農学」に注目が集まっています。学生数約13、000人、31学科152研究室を擁する東京農業大学さまは、近代日本の発展に貢献できる人材を多数輩出してきた日本最大の農学系総合大学です。「実学主義」を理念に掲げ、身近な地域の問題から世界規模の課題まで幅広く解決の糸口となる研究を進めています。単なる「実用の学問」ではなく、「沙漠化を止める方法はないか?」「クリーンなエネルギーを微生物でつくり出せないか?」「生命現象を通じて健康に貢献できないか?」「AIを使って日本の農業を世界で競争できる農業にできないか?」など、人類が直面している大きな課題に科学的に挑戦しています。東京農業大学さまを運営する学校法人東京農業大学(2大学、3高校、2中学校、1小学校で構成)がグループウェア・旧desknet'sを導入したのは2003年。教職員の情報の共有を通じた業務の効率化を目指して導入したのが始まりです。今回は、教育機関における積年の活用について伺いました。
東京農大は3キャンパスが軸ですが、施設は他にも多数あります。desknet's NEOはそれらに関わる教職員がメインで使っています。施設の中には農場などもありますので、多彩な仕事に従事しているスタッフが一つのツールで同じ環境を使いながらやりとりできることに感謝しています。
遠いところでいえば、沖縄・宮古島や北海道・網走にも農場があります。広域で使っているので、それだけでも便利さを享受できています。弊学は2003年、旧desknet'sの時代からのユーザーなので、古参の部類に入ると思うのですが、一方で大学内の文化との折り合いをつけながら使ってきた部分もあり、いまだに活用できていない機能もあります。そこは開発元ネオジャパンの社員さんにサポートしていただきながら少しずつ利用幅を広げています。直近でいえばdesknet's NEOがペーパーレスに大きく貢献したので、現在進行形で利用価値を実感しています。
大学経営は紙が大量にでるので、紙の削減は経営的にも重視されました。大学は「会議」がとにかく多い場所です。教授会や法人部課長会、大学運営会議……数えるのも大変なほどです。そして、それぞれの会議で書類が配られる。紙のコストは膨大でした。電子化したい思いは長らくあったので、2016年、旧desknet'sからdesknet's NEOに移行した頃から本格的なペーパーレス化を推進しました。
会議資料は事前にすべて[回覧・レポート]で回しています。何かあれば事前に同機能のコメント欄でやりとりもしておく。会議では各人がPCを持ち込んで、各自で資料のファイルを開き、議論をしていくのです。書式が決まったものは[文書管理]にも格納しています。書類は「まずPDF化」で徹底しました。
そこは柔軟に対応しましたね。たとえば会議資料全般のつくりも変えました。PCで見やすいようにデザインを工夫しました(※①)。視認性を高めたのです。それから「どうしても印刷したい」という人には「いいですよ」と応答しました。そこは臨機応変にして、変化を急ぎませんでした。
ウェブ上で完結できる仕事が増えたのが嬉しいです。以前、大きな台風が来た時には、自宅待機で大学運営を回したメンバーもいましたが、そういったことも、紙という物理的な制約がない(紙を回すために出勤しなくてもよい)ことで柔軟に行えます。
ペーパーレスという意味でいいますと、今後は少しずつ申請書の類いを[ワークフロー]機能に移行していくつもりです。休暇申請のようなシンプルなものからですが、いずれは他のワークフローソフトとも合わせて完全ペーパーレスを実現したいです。今はまだ、どうしても「会議の場で皆で議論し、決定」といったプロセスが重視されるので、すぐに移行というのは難しいですけれど。
先日、貴社スタッフから[ポータル]の活用法も教わりました。(PCの画面にポータルを開いて)このように、天気予報のディスプレイをガジェットでポータルに貼りつけて見える化したり、色々試しています。今後は各部署に特化したポータルをつくって、各部署の仕事も生産性も高めたいです。貴社の製品を使いこなせるまで、ぜひアドバイスください。
互いの予定把握に役立っている。職員だけでなく教授にも利用されていて、大学の運用の起点になっている。
会議室と公用車の管理を行っている。スケジュール画面から利用申請が行えるため、好評。
会議資料の共有から、ちょっとした連絡まで幅広く活用でされている最も活躍している機能。既読/未読もわかりコメント欄でやりとりもできるため、大学内の情報共有のベースになっている。
ペーパーレス化を推進する際に、「紙の資料をPDF化」という流れの中で書類格納場所として活躍した。電子化した書類を入れておける場があるだけで、ペーパーレス化が後押しされた。
今年夏の台風で、まさに私が交通難にまきこまれたのですが、desknet's NEOの[回覧・レポート]機能で、各人の出退勤指示や緊急時の連絡先の共有、ひとりひとりの状況等を確認できました。弊社は古いユーザーですが、desknet's NEOがない職場は考えられません。
desknet's NEOは機能が豊富で、機能同士の有機的な活用幅もあり、まだまだ可能性があると感じています。まずは[ポータル]。それから[ワークフロー]。できるところから業務のシステム移行を進め、農大らしく環境に配慮した大学運営をしていきます。