株式会社コジマ
様の導入事例
株式会社コジマさまの創業は1916年(大正5年)。実に1世紀以上にわたって発展を続けてきた老舗です。当初は小動物取り扱い業からスタート。現在は、犬や猫、小動物の提供・動物病院の経営、ペット用品の通信販売・輸入販売など幅広い事業を展開し、都内最大級の店舗数を誇ります。特に、ペットにまつわるアフターフォローなど、たとえばペットの健康維持などに顧客から定評があるため、飼い主等からの厚い信頼を勝ち得ています。また、CSR(社会的責任)活動にも取り組んでおり、2011年に発生した東日本大震災では「一般社団法人東日本ペット緊急救援チーム」を設立。ペットの救済活動を展開しました。同社の「限りない安心をお客様へ」との理念が目に見える形でサービスに表現されているのです。そんなコジマさまは、顧客の安心創造のためにdesknet's NEOをどのように活用されているのでしょうか。話を伺いました。
動画:desknet's NEO事例 インタビュー【株式会社コジマ 様】
2000年代初頭のインターネット普及に合わせてネットの可能性に賭け、導入検討をはじめた。
── 御社のdesknet's NEOの前身、旧desknet'sの導入は2003年です。ユーザーのなかでも活用歴が最も長い部類に入ります。当時にあってはグループウェア導入は先駆的な取り組みだったと思うのですが、たとえばコミュニケーションにおける導入以前の主要ツールというとどのようなものがありましたか。
ご想像のとおりですが、2000年代初頭のコミュニケーション手段といえば、電話とFAXがメインでした。メールすら定着していなかった頃です。ネット環境も充実していませんでした。
── そんな御社がグループウェア導入を考え始められるわけですが、きっかけは何だったのでしょうか。
まず、インターネットが急速に普及するなか、時代に乗り遅れないようにしたいという思いが一つ。それから、ネット活用によって業務効率化が図れるのではないかという期待が一つありました。弊社の上層部が割とそういったことに理解のある人が多かったので、導入への動きはスムーズに始まったと思います。課題克服のためではなく、より働きやすい環境をつくろうという目的でグループウェアに着目しました。
双方向的なやりとりや全社通知などが容易に可能なコミュニケーション機能の充実ぶりを見て選択。
── 御社のような100年以上続いてきた老舗となると、古い伝統を大事にされる人も多く、新しいツールの導入には抵抗があったのではないでしょうか。
多くの社員がパソコンを使えませんでしたからね。ですが、グループウェアを検討している時に、グループウェアならメールとは違う手段で社内一斉連絡ができること、またコメント欄などを使って双方向的なやりとりが可能であること、スケジュールの共有ができることを知って、これは活用すれば便利な職場がつくれるね、という話になりました。
── ですが、ほとんどの社員がパソコンもしっかりいじれない状況のなかで旧desknet'sを浸透させるのは難しかったのでは……。
抵抗感のある社員もいましたし、弊社はITリテラシーもそんなに高くありません。浸透は徐々に、といった感じでしたね。急進的に社内定着を図ることはできなかった。ですので、本当の意味でdesknet'sが利活用できるようになったのは、導入から10年以上を経た、ここ数年のことです。弊社は旧desknet'sからdesknet's NEOへ既定路線的にバージョンアップをしましたが、両製品のUIに何か問題があったわけではなくて、弊社は自然に任せて徐々に浸透させるという方法をとったということです。
── すると、導入直後にすぐに効果が感じられるということも少なかったのではないでしょうか。
多くの機能に効果を実感するということは短期間では難しかったです。ただ、[インフォメーション]と[回覧・レポート]は社内定着させるよう努力しました。早めに使えるようになった人から、別の人へ、口頭で使い方を伝え合って利用が広まっていきました。この2機能の反響が良かったので、「使えないじゃないか、desknet's」といった声が出ることはなかったと思います。
── その2機能の便利さを早めに実感してもらうことで、「desknet's離れ」が起きないようにしたのですね。それは、長い伝統をもつ老舗がグループェアを定着させるのに役立つ知恵といえるかもしれません。
「売り場コンテスト」などの実施で店舗間のサービスの質の“高め合い”も。経営が活性化した。
── 近年になって特にdesknet's NEOの効果を実感されるようになったと思うのですが、具体的にどのようなメリットを感じられていますか。
予定管理が効率化されたことは大きいですね。弊社では、たとえば他人との共同予定を立てる時に、相手の[スケジュール]カレンダーに空きがあれば、無断でそこに予定を入れてしまいます。「空きがある=予定がない」と判断できるくらい、[スケジュール]機能による各人の予定管理が定着しているのです。また同機能は[設備予約]とも連携しているので、打ち合わせの会議室も予定立てと同時並行で行えます。この機能連携で日程調整などの予定管理の手間が大きく減りました。
── 導入初期から使われていたという[回覧・レポート]の利用状況はどうですか。
弊社には数多くの店舗や動物病院があります。弊社では店舗や動物病院ごとに2アカウント(店舗・動物病院全体用と店長・院長用)を付与していますが、アカウントをとおしての回覧活用はダイナミックです。特にカスタマーサポート面での利用が多く、たとえば「お客さまに喜んでいただけたエピソード」や「お客さまから寄せられたクレーム」など、また販売上のナレッジ共有に回覧を使っています。各店舗の「頑張り」を情報共有することによって店舗同士で切磋琢磨する気風も生まれてきています。店舗間の物品のやりとり、ペットの移動なども回覧を通して画像も駆使しつつミスがないように推進しています。
── 切磋琢磨の気風が結実したイベントもあると伺いました。
「売り場コンテスト」という催しを開催しています。「こういう販促ツールをつくりました」「こういう陳列の工夫をしています」といった店舗のディスプレイを審査するイベントです。このコンテストも回覧で行っています。
── 「売り場コンテスト」の歴史は長いのでしょうか。
歴史は比較的浅いですね。グループウェアの定着とともに始まったと思います。そういう意味でいえば、グループウェアというコミュニケーションの基盤となるツールがなければ、同コンテストは誕生しなかったかもしれません。コンテストは弊社の経営を活性化させるのに大きく貢献してくれています。それを支えてくれているのがdesknet's NEOです。
── [回覧・レポート]を起点に、顧客サービスが向上したのですね。
間違いなくそう言えます。desknet's NEO無しの経営というのは、もはや考えられません。弊社はdesknet's NEOの25機能すべてを使っているわけではありませんので、今後は利用幅を広げてさらなる業務環境の改善を目指していきたいと思います。
ご活用中の機能と使い方
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スケジュール
全社的な予定管理に活用されている。業務のスケジュールを入力する文化が社に根づいているため、カレンダーに空きがあれば、そこに共同予定を書き込むことも可能。
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設備予約
会議室、社用車、プロジェクターの管理に利用されている。[スケジュール]機能との連携により、打ち合わせ等の備品利用をからめた日程調整がスムーズに行えるため、社内の評判が良い。
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インフォメーション
新店舗開店のお知らせや営業時間の変更、総務部門からのお知らせ等、全社員向けの情報共有に使われている。desknet's NEOの社内定着に一役買った機能でもある。
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回覧・レポート
社内で最も使われている機能。コメント欄で双方向的なやりとりが可能なため、会議等の出欠確認や、イベントを行う際の意見収集などはもちろん、社内のコンテスト運営など多彩な場面で活用がなされている。
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伝言・所在
電話の取次ぎメモなどに利用されている。
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文書管理
社内規定、人事・総務の書類、店舗マニュアルなどが電子化され保存されている。
お話をうかがったご担当者様
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情報システム部部長 菅 渉 様
先ほどもお伝えしたとおり、弊社は老舗でもあり、ITに対するアレルギーを持った社員も少なくありませんでした。そこから出発して現在はdesknet's NEOが「なくてはならないツール」になった。弊社がITになじむ、コンピュータになじむという上でdesknet's NEOは有効でした。ここからさらにIT等による業務効率化へと進んでいきます。
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情報システム部課長 北川 隆明 様
わたし的には[ポータル]画面をつくりこめることが嬉しいですね。個人ポータルで、自らの仕事に最適化した画面デザインが実現できます。そういった細かな点でも業務の加速に役立つのがdesknet's NEOだと思っています。
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情報システム部課長 森下 万優 様
前職で別の大手グループウェアを使っていたのですが、desknet's NEOの使用感の良さは素晴らしいです。見やすいデザインや画面遷移を最少にして使える点など、他社にはない利点がたくさんあります。
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情報システム部 堀田 剛 様
私は今年入社ですが、マニュアル等の必要がないくらい、いま使いこなせています。弊社は10ほどの機能に絞ってdesknet's NEOを使っていますが、そのおかげで社内浸透もスムーズなのだと思います。
desknet's利用環境
- 製品名
- desknet's NEO
- ユーザー数
- 330ユーザー
- 導入時期
- 2013年
事業概要
- 企業名
- 株式会社コジマ
- 所在地
- 東京都江東区
- 創業
- 1916年
- 設立
- 1989年
- 紹介
- 旧desknet'sの利用は2003年から。犬や猫、小動物の提供・動物病院の経営、ペット用品の通信販売・輸入販売など幅広い事業を展開し、都内最大級の店舗数を誇っている。特に、ペットにまつわるアフターフォロー、たとえばペットの健康維持などに顧客から定評がある。また、CSR(社会的責任)活動にも取り組んでおり、2011年に発生した東日本大震災では「一般社団法人東日本ペット緊急救援チーム」を設立。ペットの救済活動を展開した。
デスクネッツの導入をサポートしたのはこの会社です。
株式会社WorkVision
クラウド・パッケージソリューションを主体とした情報システムを、企画からサポートまで一貫したサービス体制でご提供しています。経験豊富な専門スタッフが、ベスト・ソリューション・パートナーとして、IT運用の最適化に取り組みます。
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