
あらゆる業種・規模でご利用いただいています 現在186件の事例を掲載
<この事例のポイント>
早期よりウェブベースのグループウェアに着目。
ワンパッケージで全機能が活用できるdesknet'sを採用。
ウェブメールの利用推進で大規模ユーザーの活用が定着。
運用効率を追求してApplitus〜desknet'sクラウドへ移行。
医療法人全組織の医療・医事業務の効率化と情報共有を実現。
desknet's NEOのポータル活用で各種医療システムをさらに使いやすく。
医療法人社団紺整会 船橋整形外科病院様は「地域医療」「高度先端医療」「スポーツ整形外科」に重点を置いた単科専門病院として設立。肩関節と人工股関節ではトップクラスの手術件数を誇り、スポーツ整形外科分野では、多くの著名なプロスポーツ選手も受診する専門医療機関です。医療法人社団紺整会としては、地域医療・福祉の担い手として、病院、クリニック、介護老人保健施設などを運営。IT活用にも先進的に取り組まれ、desknet'sクラウドをポータルに各種医療システムを活用。医療法人全組織の情報共有にご利用いただいています。
医事コンピュータがまだネットワーク化されていないオフコンで、電子カルテはおろか、診察室でPCが使われることもなかった時代から、IT活用には積極的でした。メールの導入やオフィス・アプリケーションによるペーパレス化などに早い時期から取り組んできましたし、90年代後半にはグループウェアによる医療連携にも着目していました。しかし、当時はまだC/S型の製品が主流で、導入するには多くの課題を残していました。
24時間体制で医療スタッフが交替勤務する院内で情報共有を実現するには、端末が1人1台の必要はありませんし、むしろ1台のPCを複数のユーザーが共有して使い分けられる方が理想的でした。さらに、医療グループ全体のグループウェア活用を想定しても、C/S型では運用がたいへん難しく効率も悪いと判断しました。そのような背景から、当初よりウェブベースの製品に着目していたのです。
当時ウェブベースのグループウェアとして、導入候補に挙がったのがネオジャパンのdesknet's(導入当時はiOffice)と別の競合製品の2製品でした。
当時、競合製品はメニューが切り売りされており利用機能を組み合わせる必要がありました。一方、desknet'sはワンパッケージで全機能が揃うので、導入後もニーズに応じて機能を自由に選択できました。各機能の使いやすさはもちろん、将来的な発展性や運用効率、コストパフォーマンスの点でdesknet'sが有利と判断し、2000年3月に無制限ユーザーで導入しました。
[desknet's採用の決め手]
・ワンパッケージに全機能を搭載
・運用効率の良いウェブベース
・コストパフォーマンス
まずウェブメールの活用を推奨しました。メールなら特別な教育や説明は一切必要ありませんし、必要な業務情報の多くがウェブメールで共有されていたので、自然に習慣として定着しました。ただし「1日1回は必ずログインしましょう」という最低限のルールだけは設けました。病院ですから医療行為が優先されますが、よほどの緊急時でない限りログインする時間は必ずありますので、空いている時に手近なPCからアクセスしてもらえればいいのです。現在は、新しい職員が入ってもログインIDとパスワードを伝えるだけで、すぐに活用してもらっています。
ユーザー数が多いので、利用年数に応じてデータ量も蓄積され管理が大変になっていきます。サーバーもリプレイスするのはひと苦労で、自分たちで更新を繰り返すのは非効率と考えるようになり、運用の効率化のためApplitusへ移行しました。それがクラウドへ視野を向ける大きなきっかけとなり、desknet'sクラウドへのスムーズな移行にもつながりました。
* Applitusは旧desknet'sのSaaS型提供モデルの名称です。現在の「desknet'sクラウド」にあたります。
2013年11月からdesknet'sクラウドを採用していますが、事前のテストも実施していただきましたし、データもそっくり移行しています。移行日にdesknet's NEOが一時的に停止するアナウンスをしただけですべては完了しました。
ユーザーからも戸惑いの声は上がりませんでしたし、インターフェースも一新され「デザインが新しくなった」と新鮮な感覚で受け入れられたと思います。機能ごとに操作性もあがっているので、desknet'sクラウド移行後も、ユーザーは今までと変わることなく活用しています。
PCを複数のユーザーで共有しているので、利用効率上も管理運用上もウェブメールが扱いやすく、クライアントメールの採用は今後も考えられません。desknet's NEOは現在活用している複数の医療システムにログインするポータルサイトとして設定されており、医療法人全組織で活用しています。
船橋整形外科病院では、肩関節・肘関節疾患治療のスーパードクターや高度先端医療がマスコミで取りあげられることが多く、テレビ放映や雑誌掲載の際には、事前に告知・共有することにしています。特にテレビ放映の直後は反響が大きく、病院への問い合わせ電話が急増するので、対応する職員が事前対策のために共有しています。
どこからでもログインできるdesknet's NEOをポータルサイト化することで、独自に構築した各種医療システムに、迅速にアクセスできるようにすることが狙いでした。「インシデント報告書」「事務当直日誌」「看護日誌」「手術システム」「時間外対応報告」「入院台帳」などが活用の中心となるシステムですが、desknet's NEOのリンクから、ダイレクトかつ迅速に各システムにアクセスでき、複数のシステムを自在に使い分けて活用することが可能です。すべてウェブベースシステムなので、手近な端末にログインすればブラウザだけで必要なシステムがすぐに活用できるので、たいへん効率がいいです。
desknet's NEOになってタッチデバイスやスマートフォンでの使いやすさも向上しました。フレキシブルな勤務態勢の医師や看護師などが病院に不在時でもスケジュールやインフォメーションの情報確認に利用できるので、PC版とスマートフォン版それぞれのURLを告知して活用できるようにしています。
今後はワークフローなどを独自の申請経路に合わせて活用していければと考えています。
最も利用度が高い機能。ウェブメール活用の定着によってdesknet's NEOへのログイン機会が増え、他の機能も同時にチェックする習慣につながっている。院内だけではなく外部とのやりとりが多い管理職などは振り分け設定をして活用している。
会議室の利用管理に活用。余剰な会議室を減らし、常にフル稼動状態のため、効率的な利用管理に欠かせない機能。その他、プロジェクターやビデオ、学会発表用のノートPCなどの管理に利用している。
個人の予定管理を基本とし、全職員のスケジュールが公開されている。特に事務系職員の利用度が高い。幹部や医師など来客とのやりとりが多い職員の利用度も高く、定例会議や打合せ日時の日程確認、ToDo的な活用も定着している。
医療法人社団全職員への一斉告知に活用。グループ内の行事や学会などの日程、毎月変更される病棟出入り口のセキュリティキーの暗証番号の共有などに利用されている。
[回覧・レポート][ネオツイ]などを職員間の気軽な連絡・情報交換に活用している。
導入時の2000年から活用しています。一日の業務がdesknet'sからはじまりdesknet'sで終わる。東日本大震災後は医療システムのクラウド化も進めていますが、desknet's NEOで業務システムがクラウド化できたのは心強いですね。安定したプラットフォームとして評価しています。
スケジュールはdesknet's NEOに集約され便利に活用しています。今後はより浸透度を深め、ユーザーごとの利用度の差をなくしたいと思います。ワークフローや回覧板の活用には、一般企業での活用事例などをヒントに院内業務の効率化に役立てたいですね。
永年使い続け製品の進化を見てきました。desknet's NEOに関しても、さまざまな指摘に対応していただいています。今後もよりよい製品になって欲しいですし、そのためには製品開発を後押しする、さらなるユーザー数の増大や拡がりにも期待したいですね。