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【AppSuite 自動計算のコツ】 文字列の抽出について
1on1個別相談会を担当しているカスタマーサクセス部の橋本です。
自動計算部品を使い、表部品や参照データ一覧の中から、
文字列を抽出する方法をご案内いたします。
表部品や参照データ一覧の中から、条件に合致するデータを取得する際に、
[SUMIF]や[MAXIF・MINIF]等を使用して、[数値]や[日付]を取り出しできます。
ここで、[文字列]を抽出したい!といった場合には、
[VALUE_OF_MAX]や[VALUE_OF_MIN]を利用します!
※参照データ一覧や表部品は、計算式に直接部品名を指定することができないため、
関数を組み合わせて抽出します。
例えば、健康診断実施案内アプリに、参照データ一覧で希望者リストを表示します。
①最年長の氏名を抽出する計算式
<計算式>
VALUE_OF_MAX({{希望者リスト}}.{{氏名}},{{希望者リスト}}.{{年齢}})
計算結果の表示形式:文字
②最年少の氏名を抽出する計算式
<計算式>
VALUE_OF_MIN({{希望者リスト}}.{{氏名}},{{希望者リスト}}.{{年齢}})
計算結果の表示形式:文字
計算式の編集画面(中央下部)に、関数の説明欄がありますが、
左側には抽出したい部品名を、
右側には、最大を判断する部品を配置いただく流れとなります。
最大値や最小値については、IF関数を組み合わせることも可能です。
③男子最年少の氏名を抽出する計算式
<計算式>
VALUE_OF_MIN({{希望者リスト}}.{{氏名}},
IF({{希望者リスト}}.{{性別}}="男",{{希望者リスト}}.{{年齢}},""))
計算結果の表示形式:文字
設定は非常に簡単ですので、是非チャレンジしてみてください。
【応用編】ユーザー選択部品から社員番号を表示させる
以下、参照データ一覧のご紹介を含めて応用編をご案内いたします。
ユーザー選択部品については、単一選択に限り、自動計算部品で利用ができます。
そのため、以下のようにキー部品を作成することで、
従業員マスタにある社員番号を抽出することができます。
ちなみに、キー部品の計算式は、[申請者]の部品を選択するだけです。
計算結果の表示形式:文字とします。
別アプリケーションの[従業員マスタ]を選択し、
関連データを見つける条件で、[キー部品]を利用します。
<計算式>
VALUE_OF_MAX({{従業員マスタ}}.{{社員番号}},{{従業員マスタ}}.{{更新日時}})
計算結果の表示形式:文字
<ポイント>
・ここでは、参照先の従業員マスタ側も
キー部品を作成していることが前提となります。
・最大や最小を判断する材料として、
[表示する部品]に[更新日時]を配置しております。
<補足>
キー部品を作成する利用シーンとして、
DATE_FORMATを使って、[年度]や[年月]を[キー部品]とするシーンもございます。
これにより、売上データをまとめることが可能となりますので、
詳しくはこちらをご覧ください。
本件に関するお問い合わせや、
その他パターンでうまくいかないことがございましたら、
下記までお気軽にお申し付けください。
■本件に関するお問い合わせ
株式会社ネオジャパン カスタマーサクセス部
TEL:045-640-5921 Email:csuccess@desknets.com
