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【AppSuite 運用のコツ】従業員の勤続年数について

1on1個別相談会を担当しているカスタマーサクセス部の橋本です。
社員マスタに関するご相談が増えてきましたので、参考までに
従業員の勤続年数と月数を表示する自動計算をご案内します。
※V9.5から自動計算部品にDATEDIF関数が追加されました
年齢計算や勤続年数など、期間の計算をシンプルに記述できます。

本サンプルでは、2024年4月1日入社、2025年3月31日退職で勤続年数1年とします。
なお、退職日が空欄の場合には、TODAYの日付でカウントされます。
<手順>
①部品を5つ配置してください。
部品タイプ:日付
部品名:入社日
部品タイプ:日付
部品名:退職日
部品タイプ:自動計算
部品名:基準日
部品タイプ:自動計算
部品名:勤続年数
部品タイプ:自動計算
部品名:勤続月数
②自動計算部品の計算式を編集してください。
部品名:基準日
計算結果の表示形式:日付
退職日が空欄の場合は、TODAYを基準日とします。
退職日に値がある場合は、退職日を基準日とします。
<計算式>
IF(ISBLANK({{退職日}}),TODAY(),
DATE(YEAR({{退職日}}), MONTH({{退職日}}), DAY({{退職日}})+1))
部品名:勤続年数
計算結果の表示形式:数値
■計算式(V9.5から)
ROUNDDOWN(DATEDIF({{入社日}},{{基準日}},"M")/12,0)
■計算式(V9.0まで)
IFS(
{{退職日}}<{{入社日}},"",
VALUE(DATE_FORMAT({{基準日}},"M"))<VALUE(DATE_FORMAT({{入社日}},"M")),
VALUE(DATE_FORMAT({{基準日}},"yyyy"))-VALUE(DATE_FORMAT({{入社日}},"yyyy"))-1,
VALUE(DATE_FORMAT({{基準日}},"M"))=VALUE(DATE_FORMAT({{入社日}},"M"))AND
VALUE(DATE_FORMAT({{基準日}},"d"))<VALUE(DATE_FORMAT({{入社日}},"d")),
VALUE(DATE_FORMAT({{基準日}},"yyyy"))-VALUE(DATE_FORMAT({{入社日}},"yyyy"))-1,1,
VALUE(DATE_FORMAT({{基準日}},"yyyy"))-VALUE(DATE_FORMAT({{入社日}},"yyyy")))
部品名:勤続月数
計算結果の表示形式:数値
■計算式(V9.5から)
DATEDIF({{入社日}},{{基準日}},"M")-{{勤続年数}}* 12
■計算式(V9.0まで)
IFS(
{{退職日}}<{{入社日}},"",
VALUE(DATE_FORMAT({{入社日}},"d")) <= VALUE(DATE_FORMAT({{基準日}},"d"))AND
VALUE(DATE_FORMAT({{入社日}},"M")) > VALUE(DATE_FORMAT({{基準日}},"M")),
12+VALUE(DATE_FORMAT({{基準日}},"M"))-VALUE(DATE_FORMAT({{入社日}},"M")),
VALUE(DATE_FORMAT({{入社日}},"d")) <= VALUE(DATE_FORMAT({{基準日}},"d"))AND
VALUE(DATE_FORMAT({{入社日}},"M")) = VALUE(DATE_FORMAT({{基準日}},"M")),0,
VALUE(DATE_FORMAT({{入社日}},"d")) <= VALUE(DATE_FORMAT({{基準日}},"d"))AND
VALUE(DATE_FORMAT({{入社日}},"M")) < VALUE(DATE_FORMAT({{基準日}},"M")),
VALUE(DATE_FORMAT({{基準日}},"M"))-VALUE(DATE_FORMAT({{入社日}},"M")),
VALUE(DATE_FORMAT({{入社日}},"d")) > VALUE(DATE_FORMAT({{基準日}},"d"))AND
VALUE(DATE_FORMAT({{入社日}},"M")) = VALUE(DATE_FORMAT({{基準日}},"M")),11,
VALUE(DATE_FORMAT({{入社日}},"d")) > VALUE(DATE_FORMAT({{基準日}},"d"))AND
VALUE(DATE_FORMAT({{基準日}},"M"))<VALUE(DATE_FORMAT({{入社日}},"M")),
12+VALUE(DATE_FORMAT({{基準日}},"M"))-VALUE(DATE_FORMAT({{入社日}},"M"))-1,1,
VALUE(DATE_FORMAT({{基準日}},"M"))-VALUE(DATE_FORMAT({{入社日}},"M"))-1)
③自動計算部品の再計算が必要となりますので、
毎回手作業の操作は大変ですので、定期処理を設定します。
例:定期処理にて[自動計算部品の再計算]を月1回実行

以上で設定は終了です。
※計算式を修正しました。2025/5/7
※計算式V9.5を追加しました。2025/10/31
もっと、自動計算部品について知りたいお客様は、
下記の記事を合わせてご覧ください。
・自動計算部品の基本を理解したい!
・様々な活用方法を理解したい!
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こちらの資料では、ノーコードで脱エクセル・業務効率化を実現したお客様の事例をご紹介しています。

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