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【AppSuite 自動計算のコツ】 TEXT関数とRIGHT関数でゼロパディング!

1on1個別相談会を担当しているカスタマーサクセス部の橋本です。
AppSuiteの自動計算部品について、多数ご相談をいただきます。
今回は、数値の先頭にゼロを付けたい!という方向けに、
TEXT関数とRIGHT関数を使ってゼロパディングを表現します。
[ゼロパディングとは]
数値や文字列の桁数を揃えるために、
指定した桁数に満たない部分に「0」を追加する処理です。
例えば、「123」を5桁にする場合、「00123」のように先頭に「0」を加えて、データの一貫性を保ち、見やすくすることが目的です。これは、固定長データでの処理や、データの表示形式を統一する際によく用いられます。
■解決方法
数値を3桁の0埋め文字列に変換するには、
RIGHT関数を使って以下のように記述します。
まず、RIGHT関数は、文字列の右から指定文字数を抽出します。
■使用例
RIGHT("000" & TEXT({{数値部品}}), 3)
この式の結果は以下となります。
[数値]→[自動計算の結果]
1 → “001”
55 → “055”
999 → “999”
■仕組みの解説
①TEXT({{数値部品}}):数値を文字列に変換
②"000" & TEXT({{数値部品}}):先頭に”000″を付けて連結
1 → “0001”
55 → “00055”
999 → “000999”
③RIGHT(…, 3):右から3文字を抽出
“0001” → “001”
“00055” → “055”
“000999” → “999”
この方法で、きれいに3桁の0埋め表示ができます!
■実際の設定方法
自動計算部品を配置して、計算式に以下を入力します。
[計算式]
RIGHT("000" & TEXT({{対象の数値部品}}), 3)
自動計算部品の型を「文字列」に設定
※桁数は任意
■補足・注意点
・TEXT関数は数値を文字列に変換するために必要です。
・RIGHT関数で文字数を指定する際、開始位置は1から数えます。
・上記例の場合、1000以上の数値(4桁以上)が入力された場合は、
下3桁のみが表示されます。(例:1234 → “234”)
・結果は文字列型になるため、その後の計算には使用できません。
本件に関するお問い合わせや、
その他パターンでうまくいかないことがございましたら、
下記までお気軽にお申し付けください。
■本件に関するお問い合わせ
株式会社ネオジャパン カスタマーサクセス部
TEL:045-640-5921 Email:csuccess@desknets.com