SSS アップデート版(tar.Z)インストール方法

Ver2.9/2.91からVer3.0へのアップデート方法についてご説明いたします。前提として、お使いのサーバ上で、desknet's SSS(サザン) Ver2.9/Ver2.91(各OSでVer3.0の一つ前のバージョン)が動作していることが条件となります。

[ご注意!] アップデートの前に・・・
アップデートを行っていただく前に、必ず今お使いのdesknet's SSS(サザン)のデータをバックアップしていただきますようお願いいたします。
バックアップの方法についてはこちらをご参照ください

SSS本体 インストール
SSSのインストールを行います。
この例ではFTP転送したファイルが/home/guestにあるものとし、FTPで転送したファイル名をsssupxxxsj.tar.Zとします。
1) アーカイブの展開
セットアップファイルをインストール先のディレクトリに置きます。
ここでは「/var/apache/cgi-bin」 とします。

su
Password:
cp sssupxxxsj.tar.Z /var/apache/cgi-bin
cd /var/apache/cgi-bin

uncompressコマンド、tarコマンドを用いて、以下のように展開を行います。
すると「sss」ディレクトリが作成され、以下のファイル、およびディレクトリが展開されます。

uncompress sssupxxxsj.tar.Z
tar zxvf sssupxxxsj.tar
LICENSE
README
/datadb
/dnSSS
/page
/s3images
/s3js
/s3css
/sssupd
s3conv*
s3convert.cgi*

README、LICENSEファイルは必ずお読みください。

2) イメージディレクトリの所有者の変更
SSSをインストールした「sss」ディレクトリの所有者を変更します。
SSSのインストール先を、「/var/apache/cgi-bin/sss」とした場合、「/var/apache/cgi-bin/sss」ディレクトリに、HTTPサービスを提供するユーザーの「ユーザーID」、「グループID」を設定します。
この例では、ユーザー:nobody、グループ:nobodyです。

chown -R nobody sss
chgrp -R nobody sss

3) イメージディレクトリの移動
展開されたディレクトリを移動します。
WWWサーバのホームディレクトリが「/var/apache/htdocs」の場合、展開された「s3images」、「s3js」、「s3css」ディレクトリを「/var/apache/htdocs」に移動します。

cp -pf sss/s3images/* /var/apache/htdocs/s3images/.
cp -pf sss/s3js/* /var/apache/htdocs/s3js/.
mv sss/s3css /var/apache/htdocs/

(cpコマンドの f オプションをつけると、コピー確認を行わずにコピーをすることができます。)

4) SQLiteコマンドツールの移動
展開されたディレクトリを移動します。
「dnSSS」ディレクトリを「/usr/local」に移動します。

mv sss/dnSSS /usr/local/

5) SQLiteコマンドツールの所有者の変更
移動した「dnSSS」ディレクトリの所有者を変更します。

chown -R root /usr/local/dnSSS
chgrp -R root /usr/local/dnSSS

6) 終了
以上でdesknet's SSS(サザン)のインストールは完了です。

7) アクセス開始
インストール作業が終わったら、ブラウザからSSSアップデート版のURLを指定して、動作確認を行います。本インストールガイドでの標準設定でインストールを行なった場合のURLは次の通りです。

URL(例):
http://(servername)/cgi-bin/sss/s3convert.cgi?
※servernameは、お使いのサーバのマシン名、もしくはIPアドレスを入力してください。

インストールが正しく完了すれば、desknet’s SSS V2.9→V3.0へのデータコンバート画面が表示されます。



V2.9/V2.91からV3.0へのアップデートでは、データコンバートを行っていただく必要があります。
データコンバートの詳細については、「desknet's SSS V2.9 → V3.0のデータコンバート」をご参照ください。

8) データベース最適化の設定
最後に、データベースを最適なパフォーマンスで使用するために最適化ツールの設定を行います。
以下の設定方法をご参照いただき、設定を行ってください。
「SQLiteコマンドツールの設定」はこちら
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