Linux版(tar.gz)インストール方法


このページでは、Linux版(tar.gz) desknet's SSS(サザン)のインストールについてご説明いたします。desknet's SSS(サザン)が動作可能な、Linuxのバージョンについては、「動作環境」をご確認ください。
SSS本体のアンインストールするには、こちらをご参照ください。
モバイル版のアンインストールは、こちらをご参照ください。
CentOS 7でご利用いただく場合、ネットワークデバイス名の設定変更が必要となります。詳細については、こちらをご参照ください。
SSS本体 インストール
SSSのインストールを行います。
この例ではFTP転送したファイルが/home/guestにあるものとし、FTPで転送したファイル名をsssxxxlR9.tar.gzとします。
1) アーカイブの展開
スーパーユーザーで処理を行います。
セットアップファイルをインストール先のディレクトリに置きます。
ここでは「/var/www/cgi-bin」 とします。

su
Password:
cp sssxxxlR9.tar.gz /var/www/cgi-bin
cd /var/www/cgi-bin

tarコマンドを用いて、以下のように展開を行います。
すると「sss」ディレクトリが作成され、以下のファイル、およびディレクトリが展開されます。

tar zxvf sssxxxlR9.tar.gz
INSTLNXGZ
INSTLNXRPM
LICENSE
README
/data
/datadb
/page
/s3images
/s3js
/s3css
/dnSSS
s3.cgi*
s3info.cgi*
s3search.cgi*
s3travel.cgi*
s3nippodel*

README、LICENSEファイルは必ずお読みください。

2) イメージディレクトリの移動
展開されたディレクトリを移動します。
WWWサーバのホームディレクトリが「/var/www/html」の場合、展開された「s3images」、「s3js」、「s3css」ディレクトリを「/var/www/html」に移動します。

mv sss/s3images /var/www/html/
mv sss/s3js /var/www/html/
mv sss/s3css /var/www/html/

3) イメージディレクトリの所有者の変更
SSSをインストールした「sss」ディレクトリの所有者を変更します。
SSSのインストール先を、「/var/www/cgi-bin/sss」とした場合、「/var/www/cgi-bin/sss」ディレクトリに、HTTPサービスを提供するユーザーの「ユーザーID」、「グループID」を設定します。
この例では、ユーザー:apache、グループ:apacheです。

chown -R apache sss
chgrp -R apache sss

移動した「s3images」、「s3js」、「s3css」ディレクトリの所有権を設定します。

chown -R apache /var/www/cgi-bin/sss
chgrp -R apache /var/www/cgi-bin/sss
chown -R apache /var/www/html/s3images
chgrp -R apache /var/www/html/s3images
chown -R apache /var/www/html/s3js
chgrp -R apache /var/www/html/s3js
chown -R apache /var/www/html/s3css
chgrp -R apache /var/www/html/s3css

4) SQLiteコマンドツールの移動
展開されたディレクトリを移動します。
「dnSSS」ディレクトリを「/usr/local」に移動します。

mv sss/dnSSS /usr/local/

5) SQLiteコマンドツールの所有者の変更
移動した「dnSSS」ディレクトリの所有者を変更します。

chown -R root /usr/local/dnSSS
chgrp -R root /usr/local/dnSSS

6) インストール後の設定(NEO連携をご利用の場合の設定)
desknet's NEOもご利用で、SSSとNEOのスケジュール連携をご利用の場合、本設定が必要となります。インストール先の「sss」ディレクトリをご確認ください。 「dneo」ディレクトリが存在しますので、ディレクトリ内のすべてのファイルとディレクトリを、NEOインストール先にコピーします。

また、コピー後、dataディレクトリ内には
data/1/sso_op
というディレクトリが存在します。"sso_op"ディレクトリ内に、"op.conf_sample"というファイルが存在しますので、"op.conf"にファイル名を変更してください。

ただし、desknet's NEO側で、弊社製品Chatluckとの連携をご利用の場合、本ファイル(op.conf)がすでに存在しますので、この場合、ファイル名を変更せず、既存のファイルの最下行に、"op.conf_sample"ファイル内の1行を追加し保存してください。

7) 終了
以上でdesknet's SSS(サザン)のインストールは完了です。

8) アクセス開始
インストール作業が終わったら、ブラウザからSSSのURLを指定して、動作確認を行います。本インストールガイドでの標準設定でインストールを行なった場合のURLは次の通りです。

URL(例):
http://(servername)/cgi-bin/sss/s3.cgi?
※servernameは、お使いのサーバのマシン名、もしくはIPアドレスを入力してください。

SSSログイン画面が表示されますので、登録されている「第一営業部」グループの「安藤 進」でログインできれば正しくインストールできています。



9) データベース最適化の設定
最後に、データベースを最適なパフォーマンスで使用するために最適化ツールの設定を行います。
以下の設定方法をご参照いただき、設定を行ってください。
「SQLiteコマンドツールの設定」はこちら
SSSモバイル版 インストール
SSS モバイル版のインストールを行います。
この例ではFTP転送したファイルが/home/guestにあるものとし、FTPで転送したファイル名をsssmbxxxlR9.tar.gzとします。
1) アーカイブの展開
セットアップファイルをインストール先のディレクトリに置きます。
ここでは「/var/www/cgi-bin」 とします。

su
Password:
cp sssmbxxxlR9.tar.gz /var/www/cgi-bin
cd /var/www/cgi-bin

tarコマンドを用いて、以下のように展開を行います。
すると「sssim」ディレクトリが作成され、以下のファイル、およびディレクトリが展開されます。

tar zxvf sssmbxxxlR9.tar.gz
INSTLNXGZ
INSTLNXRPM
LICENSE
README
/data
/page
s3path
s3i.cgi*

README、LICENSEファイルは必ずお読みください。

2) 所有者の変更
インストールした「sssim」ディレクトリの所有者を変更します。
SSS モバイル版のインストール先を、「/var/www/cgi-bin/sssim」とした場合、「/var/www/cgi-bin/sssim」ディレクトリに、HTTPサービスを提供するユーザーの「ユーザーID」、「グループID」を設定します。
この例では、ユーザー:apache、グループ:apacheです。

chown -R apache sssim
chgrp -R apache sssim

3) インストールされたファイルの編集
所有者を変更後、 SSSのインストール先のdataディレクトリ下に"data"ディレクトリ下のファイルを移動します。
SSSのインストール先を「/var/www/cgi-bin/sss」とした場合、以下のように記述してください。

mv /var/www/cgi-bin/sssim/data/* /var/www/cgi-bin/sss/data/.

4) s3pathの変更
SSS モバイル版をインストールしたディレクトリに「s3path」ファイルが存在します。vi等のエディタでこのファイルを開き、SSSのインストール先を記述してください。
例えば、SSS モバイル版のインストール先を「/var/www/cgi-bin/sssim」とし、
SSSのインストール先を「/var/www/cgi-bin/sss」とした場合、
「s3path」ファイルに「/var/www/cgi-bin/sss」と記述してください。

vi /var/www/cgi-bin/sssim/s3path

以下はviのコマンド等の例です。
dd(1行削除)
a(1行挿入)
/var/www/cgi-bin/sss(と入力)
Escキー押下
:wq(ファイルを保存して終了)

5) 終了
以上でdesknet's SSS(サザン) モバイル対応版のインストールは完了です。

6) アクセス開始
インストール作業が終わったら、携帯端末ブラウザからSSSモバイル版のURLを指定して、動作確認を行います。本インストールガイドでの標準設定でインストールを行なった場合のURLは次の通りです。

URL(例):
http://(servername)/cgi-bin/sssim/s3i.cgi?
※servernameは、お使いのサーバのマシン名、もしくはIPアドレスを入力してください。

SSSモバイル版ログイン画面が表示されますので、登録されているユーザー(安西 進:ユーザーID=101)でログインできれば、正しくインストールできています。
SSS本体 アンインストール
ここでは、実行可能ディレクトリ「/usr/local/www/cgi-bin/sss」にdesknet's SSS(サザン)をインストールされていることを前提にご説明させて頂きます。
1) ディレクトリの削除
rmコマンドを使用して、SSSファイルを格納したディレクトリの削除を行います。
ここでは、WWWホームディレクトリを「/var/www/html」とします。
(rmコマンドの前に¥(エンサイン)をつけると、削除確認を行わないで削除します。)

su
Password:
¥rm -r /var/www/html/s3images
¥rm -r /var/www/html/s3js
¥rm -r /var/www/html/s3css
¥rm -r /var/www/cgi-bin/sss
¥rm -r /usr/local/dnSSS

3) 終了
以上でdesknet's SSS(サザン)のアンインストールは完了です。
SSS モバイル版 アンインストール
ここでは、実行可能ディレクトリ「/var/www/cgi-bin/sssim」にdesknet's SSS(サザン)をインストールされていることを前提にご説明させて頂きます。
1) ディレクトリの削除
rmコマンドを使用して、SSSモバイル版ファイルを格納したディレクトリの削除を行います。
(rmコマンドの前に¥(エンサイン)をつけると、削除確認を行わないで削除します。)

su
Password:
¥rm -r /var/www/cgi-bin/sssim
¥rm -r /var/www/cgi-bin/sss/data/s3imode

3) 終了
以上でdesknet's SSS(サザン)のアンインストールは完了です。
CentOS 7 ネットワークデバイス名の変更
インストール直後のCensOS 7の設定では、ネットワークデバイス名が、 ”eth0”に設定されていません。
この設定のままお使いいただくと、desknet's SSS(サザン)は正常に動作することができないため、 ネットワークデバイス名を”eth0”に変更してください。
1) ネットワークデバイス名の変更
GRUBファイルを編集します。

su
Password:
vi /etc/default/grub

GRUB_TIMEOUT=5
GRUB_DEFAULT=saved
GRUB_DISABLE_SUBMENU=true
GRUB_TERMINAL_OUTPUT="console"
GRUB_CMDLINE_LINUX="rd.lvm.lv=rhel/swap crashkernel=auto rd.lvm.lv=rhel/root rhgb quiet biosdevname=0 net.ifnames=0" ←追加
GRUB_DISABLE_RECOVERY="true"

 

編集が完了したら、viコマンドの":wq"(保存して閉じる)を実行してください。

以下のコマンドを実行して、GRUB2設定ファイルへ変更内容を反映します。

grub2-mkconfig -o /boot/grub2/grub.cfg

NIC設定ファイル名を変更します。

cd /etc/sysconfig/network-scripts
mv ifcfg-ensxx ifcfg-eth0
※変更前のファイル名「ifcfg-ensxx」は環境により異なります。

2) サーバーの再起動
上記を設定後、サーバーを再起動してください。

サーバーの再起動後、ネットワークデバイス名が”eth0”になっている事を確認します。

ip addr show
実行結果に”eth0”が表示されていることを確認します。

1: lo: mtu 65536 qdisc noqueue state UNKNOWN
    link/loopback 00:00:00:00:00:00 brd 00:00:00:00:00:00
    inet 127.0.0.1/8 scope host lo
        valid_lft forever preferred_lft forever
    inet6 ::1/128 scope host
        valid_lft forever preferred_lft forever
2: eth0: mtu 1500 qdisc pfifo_fast state UP qlen 1000
    link/ether xx:xx:xx:xx:xx:xx brd xx:xx:xx:xx:xx:xx
    inet xxx.xxx.xxx.xxx/16 brd xxx.xxx.xxx.xxx scope global eth0
        valid_lft forever preferred_lft forever
    inet6 xx:xx:xx:xx:xx:xx/64 scope link
        valid_lft forever preferred_lft forever
以上で設定変更は終了です。

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