代表取締役社長
滋賀県に本社を構え、自治体や企業などの業務効率化とDX推進を支えるソリューションを展開する、日本ソフト開発株式会社。自治体や企業向けの基幹システム構築から保守・運用まで、長年にわたって現場の課題に寄り添った技術支援を行ってきました。近年では、ノーコードツールによる現場主導の業務改革推進が求められるケースが増えています。日本ソフト開発株式会社では、顧客の課題解決に向けたツールとしてご提案いただく商材の一つがグループウェア『desknet’s NEO(デスクネッツ ネオ)』です。desknet’s NEOと連携可能なノーコードツール『AppSuite(アップスイート)』のアプリケーション作成、APIシステム開発、および環境構築に豊富な技術を持つパートナー企業(AppSuiteインテグレーター)として認定された同社にインタビューし、青森県商工会連合会様へのアプリ開発事例とともに、強みや魅力に迫ります。
代表取締役社長
地域コアシステム統括本部
公共営業推進部
グループウェアグループ
グループ長
民需コアシステム統括本部
民需DX営業推進部
部長(兼)本社営業グループ長
民需コアシステム統括本部
民需DX営業推進部
本社開発グループ
Interview 01
はじめに、日本ソフト開発株式会社様の事業内容と、desknet's NEO/AppSuiteに関するお取り組みについて、教えていただけますでしょうか。
蒲生社長
日本ソフト開発株式会社は、滋賀県に本社を構え、50年以上にわたってソフトウェア開発やシステム導入、その運用に携わってまいりました。お客様の多様なニーズにお応えできるよう、幅広い事業領域でソリューションをご提供しております。
私たちが力を入れているのが、desknet's
NEOをはじめとしたシステム開発やインフラ提案などです。AppSuiteインテグレーターに認定されており、グループウェア導入から業務アプリの構築まで、一貫してご支援できる体制を整えています。これまで培ったナレッジを多くの企業や自治体へ広げていく“水平展開”によって、私たちは価値をさらに高度化しています。
「売りに行くのではなく、使いたいと思っていただき、自然に広がっていく」という姿勢を大切にしており、そうしたスタンスが結果としてお客様と長くお付き合いする関係につながっていると考えています。
貴社では自治体から民間まで、幅広い業種でのdesknet's NEOやAppSuiteの導入支援実績があります。
道慶様
弊社では、自治体を支援するチーム(公共営業推進部)と、民間企業を支援するチーム(民需DX営業推進部)に分かれており、公共・民間それぞれの専門チームでお客様をサポートしています。
公共営業推進部では2019年頃からdesknet's NEO
の販売を開始し、自治体様向けにグループウェアの導入からAppSuiteによる業務アプリの開発まで幅広く支援してまいりました。
最初に導入いただいたのは、滋賀県庁様で、これまで近畿圏を中心に20以上の自治体での導入支援実績があり、最近では福井県や岐阜県、三重県などのように近畿圏以外のお客様も増えてきています。これまで試行錯誤をしながら積み上げてきたノウハウをもとに、業務の電子化や申請手続きのオンライン化など、自治体のデジタル化推進をサポートしています。
中川様
民需DX営業推進部は、民間企業のお客様に対してDX推進の支援を行っております。滋賀県という土地柄、製造業が多いのですが、業種を問わず幅広い企業様をご支援しており、各社の課題に合わせて最適なソリューションをご提案しています。
社内の業務効率化からデジタルツールの導入、業務プロセスの見直しまで、お客様のDXを総合的にサポートすることが私たちの役割です。民需DX営業推進部では、特に全国の商工会連合会様向けに、ファイルサーバーや勤怠管理など幅広いシステムも提案しています。
Case
AppSuiteアプリ開発事例
青森県商工会連合会様
青森県商工会連合会様の「補助金システム」開発に携わったと伺っています。
中川様
青森県商工会連合会様では、昨年大規模なシステムリプレイスが行われ、その際、以前からオンプレミスで利用されていた desknet's NEO をクラウド版へ移行し、データ移管も併せて実施しました。同年に、補助金業務のシステム化に関するご相談をいただきました。
林様
青森商工会連合会様では、県から支給される補助金を、商工会に所属する職員の人件費などの情報をもとに各商工会へ均等に分配する業務があります。年4回行う大きな業務ですが、40の商工会とのやりとりをすべてExcelで行っており、職員ごとに人件費・手当・申請内容が異なるうえ、Excelでのやりとり・集計・転記が必要で一連の作業に膨大な時間がかかっていたようです。年度末は1日単位でスケジュールが組まれていることも。これをどうにか業務効率化できないか、ということで弊社にご相談いただき、開発したのが「補助金システム」です。
補助金の均等配分が年4回発生
帳票の回収・確認・集計に膨大な工数
転記ミスのリスクも大きい
特に年度末は、1日ごとの細かいスケジュール管理が必要なほど逼迫していた
こうした状況を改善するため、〈補助金申請〜分配〉まで一連の流れを処理できる「補助金システム」と呼ばれるアプリをAppSuiteで開発しました。
AppSuiteでのシステム化の相談を受ける
「補助金システム」プロジェクト開始
「補助金システム」操作説明会を実施
運用開始
説明会後、仮運用を約3カ月実施し、改善を反映。
現在は本運用を開始し、必要に応じてオンラインや電話でサポートを継続中。
林様
プロジェクトの開始時、既存のExcel、過去データや資料を読み解き、まずは業務全体を理解しました。アプリ開発においては、できる限り従来の帳票に近い形で再現できるように工夫し、操作しやすいアプリメニューも独自に作成したことで、現場の方が迷わず使えるよう配慮しています。従来の帳票をすべてAppSuiteに置き換えたことで、転記や集計の手間を削減することができたようです。
本プロジェクトでは、いただいた要望をそのまま受けるだけではなく目的をヒアリングすることを意識しました。従来のやり方を少し変えて楽になる方法をご提案したところ、現場の方から「便利ですね」とのお声をいただき、お客様から『(そこまでちゃんと考えてくれる)そういう会社に頼んだんだよ』と褒めていただき、その言葉が今でも励みになっています。
今後は、税理士や行政書士の紹介を行うための専門家派遣の管理についてもAppSuiteでシステム化できないかとのことで、2026年夏のリリースに向けて支援しています。
中川様
私は、業務をしっかり理解していないとお客様に合わせた良い提案はできないと考えています。システムについては、私たちが熟知していますので、お客様が“何を実現したいのか”を丁寧に伺い、その意図を踏まえたうえで最適な方法を提案することが大切だと考えています。また、私たちが特に意識しているのは、システムを“作って終わり”にしないことです。
構築後もより活用していただき、将来的にはお客様ご自身で運用や改善に挑戦したいと思っていただけるような環境を整えることが重要だと感じています。
自走できる形に近づけながら、私たちも決して手を離すわけではなく、伴走しながらしっかりとサポートさせていただきます。
青森県内の40商工会では、「商工業者の経営支援」を業務としており、地域密着の伴走型支援を行っております。近年、経営環境の変化により、事業者様からの支援ニーズが多様化・高度化する一方で、商工会の職員数は減少傾向にあります。そのため、今回のシステムリプレイスにおいて「業務の効率化・省力化」は大きなテーマの1つでした。
これまでは、40商工会から集めたExcelデータを本会で集計・確認しており、複雑な計算や確認作業を人海戦術で、相当な時間をかけて行っていました。この作業を「AppSuite」でシステム化したことにより、自動計算やデータの二次利用が可能となり、また、人的ミスによる手戻りが大幅に減り、期待していた業務の効率化・省力化を実現できました。
正直なところ、本会のルールや計算の仕組みが非常に独特だったため、プロジェクトのキックオフ時点では「システム化するのは難しいのではないか」という大きな不安もありました。しかし、日本ソフト開発様による丁寧なヒアリングを重ね、本会の独自ルールや現状を深く理解したうえで、見事にシステム化してくださり大変感謝しています。導入後のサポートも柔軟で、非常に心強く感じています。
Interview 02
青森県商工会連合会様のお話をいただきましたが、自治体や民間企業への提案を行う中で、desknet's NEOとAppSuiteの強みについて教えていただけますか。
道慶様
オンプレミス(パッケージ版)で提供できる点は、自治体にとって大きな強みです。自治体の場合はセキュリティ要件が非常に厳しく、オンプレミスで導入できることが大前提となります。他社製品ではクラウド版しかない場合もありますが、desknet’s NEOは、オンプレミスにも対応しているので、自治体のお客様にとって選ばれやすく、重宝されている製品です。
中川様
他社製品との違いについては、価格面もありますが、AppSuiteとdesknet’s
NEOの親和性が高い点が挙げられます。機能がバラバラに存在しているのではなく、スケジュールやワークフローなど、日常的に使うグループウェアの機能とシームレスに連携して利用できる点が大きな魅力です。
もう一点は、他社ノーコードツールの場合、標準機能で対応できない部分はオプション製品を追加する、または外部サービスで機能を拡張することで実現するケースもありますが、AppSuiteは標準機能だけで網羅できる範囲が広く、追加費用の負担が少なく実現できる点が大きなメリットだと感じています。
道慶様
グループウェアをリプレイスするとき、お客様から「これまで使っていたシステムが使えなくなるのは困る」というお声をよくいただきます。1,000人や2,000人とユーザー規模が大きい自治体では、幅広い年代の方が使われるので、操作や見た目が少しでも変わると“使いづらい”と言われてしまいます。そうした場合でも、AppSuiteであれば既存業務や画面をノーコードツールで引き継いで再現できるので、お客様がこれまでと運用を大きく変える必要がなく、業務を続けやすいようです。使いやすいシステムを構築するのは自治体において肝になります。グループウェアだけでなく、ノーコードツールもオンプレミス導入できる点も重宝されていますね。
また、自治体でご要望の多い公文書管理システムなどをゼロから開発を依頼すると、数千万円かかるものもAppSuiteで構築できます。グループウェアと公文書管理の2つのシステムを検討されている場合でも、desknet’s
NEOを導入すれば、AppSuiteで公文書管理システムを再現できるのでグループウェアの導入のみで済み、システム代が浮くということでお客様にも喜ばれています。
林様
私は民間企業向けにAppSuiteを使ってアプリ開発を行うことが多いのですが、デザインを柔軟に作り込めるのが良いです。道慶さんからの話にもありましたが、一般的にシステムを刷新すれば利便性は向上しますが、見た目が大きく変わってしまうと、それだけで利用者の負担が上がってしまうこともあります。そのため、あらかじめ決まっている書式や、共通で使われているフォーマットも多いため、そうした点にも十分に配慮することが重要です。
AppSuiteなら、コーディングなしで簡単にアプリを作成でき、デザインを自由に調整できるからこそ、既存の書式や操作感を踏襲しつつ使いやすさを高められます。青森県商工会連合会様の「補助金システム」の運用開始後も、電話でやり取りさせていただくことがありますが、実際に使ってみると「このように変えられないか」と相談を受けることがあります。そんな時にぱっと変えられるのもAppSuiteの良いところだと考えています。
中川様
それにdesknet’s NEOは、5ユーザーと少人数から導入できるので、まず小さく始めていただき、運用しながら徐々に範囲を広げることもできます。今まさにそのようなお声も増えており、導入のハードルが低いこともdesknet’s NEOの魅力の一つです。
Interview 03
最近、お客様からどのようなご相談が多いですか。
道慶様
自治体でもノーコードツールを活用した業務改善に取り組まれており、自治体向けのノーコード製品を利用されている自治体の担当者様と話をしていると、「やりたいことを実現しようとすると、コードを書かないといけない」という声をよく聞きます。ITスキルに長けた方であればまだしも、誰もが簡単にプログラミングができるわけではありません。そうしたなか、AppSuiteを触ってみると、「用意されている部品の多さに驚いた」「パーツが揃っているから、とても簡単に作れる」といった反応をよくいただきます。コードを書かなくても実現できる範囲が広いので、全体として非常に使いやすいと評価いただいています。
中川様
ペーパーレス化を進めているお客様も多いですね。紙の申請書の場合、承認者が不在のときには好きな順番で回覧できるけれど、システムになったら、柔軟に対応できないかもしれないと危惧されて導入をためらうケースもあります。desknet’s NEOは申請経路を細かく、柔軟に組めるからこそ、お客様の要件に対応できると感じています。大企業ほど組織体系が複雑になるので、組織変更や人事異動の際にも手間をかけずに対応できるようにご提案するようにしています。
道慶様
自治体でも紙に印刷して稟議を回す文化がまだまだ残っているのでペーパーレス化は自治体、民間企業の両方で共通の課題といえますね。
自治体でのペーパーレス事例といえば、とある自治体様で導入した市民の相談を管理するシステムがあります。市役所では、お子さんの相談について、生まれたときから小学生・中学生・高校生になるまでその時々に応じて管轄の課が変わっていくため、部署をまたいでの管理が必要でした。これまではその情報を紙で管理していて、相談に来られたら、その都度資料が保管されている倉庫に走っていたそうです。それに加えて相談実施後の資料作成にも工数がかかっていたのですが、AppSuiteでシステム化したことで、わざわざ資料を取りに倉庫へ行くこともなくなり、資料作成の時間も大幅に削減できました。
このアプリの話を聞きつけた、とある市の担当者が視察に来られて、そちらの市役所様でも導入を進めることになりました。資料がものすごい量だったようなので、紙管理だったものをAppSuiteでシステム化したことで、かなり効率化されたのではないかと思います。
Interview 04
最後に、貴社の強みを教えていただけますか。
道慶様
私たちは導入時の研修会だけでなく、現場に近い形での個別支援も行っています。実際に操作していただきながら、自分たちでアプリを作れるようになるまで伴走することを大切にしています。
desknet’s
NEO導入時には、研修会を開催し、操作方法を一通り説明しています。AppSuiteについては、自治体によって状況が大きく異なるため、一般的な内容だけでは現場の方が「自分たちの業務にどう生かせるか」をイメージしづらいこともあります。そこで、事前に打ち合わせを行い、実際にその自治体で使われている様式をもとにまずは一緒に作る形で始め、より実践的な構成で進めるようにしています。
また、「基礎から教えてほしい」という段階のお客様には基礎的な内容を、慣れてこられた方には権限設定など一歩踏み込んだテーマをお伝えするなど、レベルに応じて柔軟に対応しています。こうした取り組みを続けていくことで、活用が進んでいる自治体では職員の皆さまが自発的にアプリを作成されるようになり、結果として活用の幅がどんどん広がっています。
中川様
人手不足や業務効率化という課題を抱えているお客様が多く、「他社ではどういう風に進めていますか?」と相談されたり、勉強会の依頼をされたりするケースが増えてきています。弊社では、desknet’s
NEOおよびAppSuiteの豊富な導入実績がありますので、これまでの知見やノウハウを活かしたご提案が可能です。
私たちは、現場の課題を丁寧にヒアリングし、実際の業務に即した形で仕組みを作ることで、初めて本質的な価値を提供できると考えています。そのため、システムを開発するだけでなく、お客様の業務プロセスそのものを改善できるようにサポートさせていただきます。
林様
お客様が日々の業務で抱える課題を一つひとつ丁寧に伺いながら、最適なシステム活用やアプリケーション構築につなげていくことを大切にしています。「AppSuiteで○○をしたいけど方法はありますか」というような漠然とした質問でも、まずはご相談いただければ、最適な解決策をご提案します。お客様と密にやりとりさせていただき、お客様に特化したサポートができるのも強みです。
中川様
それにお客様が自分たちで活用の幅を広げられるよう、将来的に自走できる形で支援することを常に意識しています。今後は、desknet’s NEOを社内のポータルとして、他システムと連携させて、desknet’s NEOのポータルだけ見れば、社内の様々なデータがみられるような仕組みなど、より便利な使い方も提案していきたいと考えています。
Product・Service
desknet's NEOおよびAppSuite、ChatLuckの導入・運用支援・サポート
滋賀県米原市に本社を置く日本ソフト開発株式会社は、50年以上にわたりICTで社会課題の解決に取り組んでいます。専門学校を前身とし、「人を育てる」という原点を大切に、公共・民間などさまざまな業種のお客様に対して、課題解決するためのソフトウェア提供やICT環境整備を手がけています。
desknet’s
NEO以外にも、幼児教育支援や水質モニタリングなど、人々の生活基盤に関わる領域での主力事業があります。遠隔監視システム「SOFINET
CLOUD」や幼稚園・保育園向けICTサービス「Kids
View(キッズビュー)」は国内で高いシェアを誇り、ストック型ビジネスとして成長しています。
物質的にはすでに豊かな世の中で、これからは心の豊かさや、目に見えない価値をICTで支えていくことが重要と考える同社は、お客様のビジネスのさらなる発展と、暮らしがもっと便利で豊かになる未来の一助になることを使命としながら、お客様に寄り添うサービス開発・提供を行っています。
Contact
民需コアシステム統括本部(民間企業担当部門)┊︎ 地域コアシステム統括本部(地方自治体担当部門)┊︎ グループウェア担当者
TEL:0749-52-3811