導入事例
東京システムハウス株式会社 様
(http://www.tsh-world.co.jp)
導入前
部門によって営業日報の形式や管理がバラバラだった
金融機関向けデータ入力(キーパンチャー)事業から始まり 創業30年以上になる独立系システムハウスである当社は、現在 パッケージソフトの開発・販売事業やWebソリューション事業へと 事業を拡大している。下請けでなく、エンドユーザとの直接取引のみ行って おり商材ごとに部門が分かれて(3事業部8部門)いる。各々に営業職 と技術職がいて、固定の顧客との取引をメインとする部門があれば、 新規顧客開拓・コンサルティング提案をメインとする部門もある。 営業日報はほとんどが紙の日報・週報であったが、独自で開発した DBで管理している部門もあり、内容や管理は部門ごとに行われていた。 週報であるとA4用紙一枚にまとめなくてはいけないので、文字数の制限 があったり、部署内での管理となるため共有・閲覧が困難だった。
部門間で営業情報を共有できるシステムを検討
商材ごとに部門が異なるため、新規で訪問したと思っていた顧客が 実は別の部門で既に取引のある顧客だったり、別の部門から顧客を 紹介してもらったりする場合など、他部門の商談内容を簡単に共有 したいというニーズが出てきた。
既に全社でdesknet'sを導入していたが、他の本格的なSFA/CRM製品とも 比較した結果、以下の理由でdesknet's SSSの導入を決定した。
- 営業情報(日報)を共有できること
- コストパフォーマンスに優れていること
- 導入のための体制づくりに手間が掛からないこと
- スケジュールがdesknet'sと連携していること
導入後
営業情報をSSSに入力するのが当たり前に
営業職と客先へ出向く機会のあるSE職が営業日報を提出する。 回覧先は、部門長および関連する部員、事業部長である。
部門によって浸透の速度はマチマチだったが、情報登録の習慣が定着 していなかった部門では、上長が必ずコメントにアドバイスをして 返信することで入力を促した。
営業情報を報告することを営業マンの義務としていたが、SSSという日報 フォーマットに統一され、いつ、誰が、どの顧客を訪問して、といった 基本事項がプルダウン選択で簡単に入力できるためSSSでの日報提出が 習慣化・定着した。
蓄積されたデータが会社と個人の財産になっている
課長クラス以上はdesknet'sの「レポート提出」機能で管理週報を社長および 全部長以上、監査室に出すことになっている。そのため、SSSで回覧される 日報を見た事業部長が毎回細かくコメントするということはないが、部長の 目が届いてないと思われる部分や対会社の問題に発展しそうという場合の リスク管理、あるいはコンプライアンス上の問題等あらゆる角度からの チェックがなされ、担当者に直接コメントができるようになった。
また、導入前の課題であった部門間の共有という面でも、内線を掛けて 相手の作業を止めるといったことがなくなり、「顧客」や「担当者」や 「報告内容」のキーワードを条件に「日報検索」することで、オンデマンド で営業情報を参照できるようになった。
統一されたフォーマットになって顧客との商談内容が記録・保存され、 検索・閲覧も手軽にでき、蓄積される商談プロセスおよび顧客ニーズが 会社の財産となっている。また、営業マン個人にとっても、一年前に取引 した顧客について、どんな取引内容だったか・どういう経緯で商談が終わ ってしまったかなど、過去の案件について自分自身の軌跡をたどることが できる重要なツールとなっている。
環境
導入時期 | 2003年11月 |
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ユーザー数 | 70ユーザー |
サーバOS | Windows Server 2000 |
会社概要
会社名 | 東京システムハウス株式会社 |
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URL | http://www.tsh-world.co.jp |
事業所 | 本社 品川区西五反田/神戸市、仙台市 |
設立 | 1976(昭和51)年11月 |
従業員数 | 207名 |
業務内容 | コンピュータ利用に関する総合サービス ・企業のIT化を促進するトータルソリューションサービス ・会員組織の設立・運営、ポータルサイトの運営 ・海外・国内ソフトウェアのディストリビューション事業 ・パッケージソフトウェアの開発・販売 ・システムインテグレーションサービス |