ヴァイオリニスト 松尾依里佳・宮崎県 情報対策課 課長 蕪 美知保氏・宮崎県情報政策課 情報化システム担当 副主幹 栢木 良一

Session 01 ヴァイオリニスト 松尾依里佳 旧システムの契約満了に伴い、システムの統合とコスト削減の実現

松尾宮崎県と南日本ネットワークのこれまでのお取引について教えてください。

栢木南日本ネットワークには県庁内のインフラ全般の設計構築から運用までワンストップで支援していただいています。そのため、県庁内のインフラを熟知しており、これまでの実績から信頼は厚いですね。もちろん、グループウェアの導入については数社による企画コンペを行った結果ですが、採用した一番の理由はコストを削減できるという点でした。
ただコストが削減できても、使い勝手が悪くなって業務が停滞してしまうのは問題ですのでユーザビリティについてもしっかりと検討して、大丈夫だと判断しました。

既にお取引としては20年近くになると思います。2010年に口蹄疫が発生し、県としてもリアルタイムでさまざまな対応に追われていた時にも、臨時で無線LANを急ピッチで開設してくれるなど、どんな局面においても真摯かつ迅速に対応してきていただいたので本当に頼りにしています。

ヴァイオリニスト 松尾依里佳

Session 02 南日本ネットワーク代表取締役 社長 福永修氏 情報漏えいを防ぐ、よりセキュアなシステム環境整備に注力

松尾自治体ということでシステム導入や運用面で心掛けておられることはなんでしょう。

福永自治体の場合、個人情報の漏えいは決して許されません。特にマイナンバーが導入された後、さらなるセキュリティの強化を図っており、自治体の中でもトップレベルのセキュリティを誇っていると自負しています。グループウェアにログインする際にも利便性を下げないようにしつつ、安全な認証方法を採用するなど工夫を重ねています。また宮崎県では現在、システム統合を目指して運用の業務負担軽減を目指しています。

栢木重要なデータを取り扱うことが多いのでセキュリティに対して意識が高いパートナーがサポートしてくれることは非常にありがたいことです。福永さんが指摘したように、利便性とセキュリティのバランスを取るのは難しい。その点についても、南日本ネットワークは常に顔を突き合わせつつ、寄り添って相談に乗ってくれるので、システム運用でも頼りにしています。

鍋山私は入社して15年くらい経つのですが、宮崎県と弊社とのお付き合いはそれ以前から続いている大切な関係です。そういうご縁を大切にしてずっと頼りにしていただけるようにどんなシーンでも迅速かつ真摯に対応させていただくように心掛けております。

南日本ネットワーク 代表取締役 社長 福永 修氏

Session 03 南日本ネットワーク 取締役 技術部長 鍋山誠氏 低コストとユーザービリティ、両方をクリアしたグループウェアだった

松尾南日本ネットワークではなぜdesknet's NEOを選んだのでしょうか。

鍋山第一に費用、第二にユーザビリティも重要なポイントでした。安くても、使い勝手が悪くなってしまったら、本末転倒ですからね。その2点がクリアになるかどうかを見極めました。また当時はグループウェアのリプレイスだけでなく、仮想サーバーへシステム統合を行っていた時期と重なったため、運用や保守の業務負荷を下げることも重要な課題でした。そのいずれもクリアしていたのが、desknet's NEOだったのです。

松尾システム導入後のユーザーに対する教育や活用推進ではどのような取り組みをされたのでしょうか。

実はこれまでも部署ごとにサブリーダーがシステムの操作に対して疑問や質問があれば、サポートするという組織体制を整えていました。ですから新システムへ切り替えを行う際もサブリーダーを集めて、基本的な操作方法などに関する勉強会を実施しました。
勉強会後、サブリーダーが各部署で操作方法をレクチャーしてくれたおかげでスムーズに新システムへの移行ができました。

南日本ネットワーク 取締役 技術部長 鍋山 誠氏

松尾導入後、desknet's NEOはどのように活用されているのでしょうか。

栢木職員の大半はパソコン利用時にグループウェアへログインした状態で業務を行っています。資料の送受信は庁内メール、ウェブメールをはじめ、情報共有や協議の準備などに役立てています。最近、マイナンバーを扱うようになり、個人情報をより慎重に扱わなければならなくなったのですが、ウェブメールにツールを導入することで、庁外への添付ファイルが自動で暗号化される仕組みとなり、よりセキュアな状態で情報をやりとりできるようになりました。よく使う定型文書を「共有文書」という項目からダウンロードして活用してもらえるようにもなり、そちらも好評です。ユニークなものでは庁内向けにTwitterのようなつぶやけるページを作り、そこに書類提出の締め切りなど、メールを送るほどでもないような連絡事項の情報を気軽にアップできるようなところも作ってグループウェア利用の活性化に努めています。

ほかにも庁内には部署ごとに車を保有しているのですが、業務に応じて、各担当者がdesknet's NEOの設備予約システムを利用して予約を行えるようにしました。
これまではエクセルなどを使って部署ごとでバラバラに情報を管理していたため、各部署に電話で問い合わせをしなければならなくて面倒でした。しかし今ではdesknet's NEOの設備予約システムを利用すれば、問い合わせなしで公用車を利用することができるようになって便利になりました。

宮崎県 情報政策課 課長 蕪 美知保氏

Session 04 システム統合で運用業務の負担を軽減、今後も寄り添い型のサポートを

松尾最後に南日本ネットワークへのご要望があればお聞かせください。

栢木現在、システム統合を進めており、統合によってシステム運用の業務負荷を軽減したいと考えておりますので、その点で引き続きお力添えをいただきたいと考えています。それにこれまで通り、どんな時にも、常に寄り添い気兼ねなく相談をさせていただける関係を続けていただけるとうれしいです。desknet's NEOに関しては、大規模な災害が発生した時のBCP対策にリモートアクセスができるグループウェアとして有効活用できると見込んでいます。そのほかにも備品の購入のような1人の決済で十分な簡易な決済をdesknet's NEOを利用することで事務作業の負荷を軽減したいと考えています。それ以外の活用法については情報システムの管理者だけでなく、若手職員などの現場から「もっとこう使いたい」という声を吸い上げていこうと思っていますのでサポートしていただきたいですね。

松尾本日はありがとうございました。

宮崎県 情報政策課 情報化システム担当 副主幹 栢木 良一氏
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