AppSuite(付録)

AppSuiteの機能を利用するための詳しい資料です。

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バッチプログラムの起動方法について

起動方法について


【Windows】
※説明中ではdesknet's NEOのインストール先が「C:\Inetpub\Scripts\dneo」であることを前提にコマンド例を記述しており、お客様の環境とは異なる場合があります。

【Linux】
※説明中ではdesknet's NEOのインストール先が「/var/www/cgi-bin/dneo」であることを前提にコマンド例を記述しており、お客様の環境とは異なる場合があります。



データインポートバッチ


【モジュール名】
appsbatimport

【概要】
Excel、またはCSVファイルからデータをインポートします。

【コマンド例】
Windows版
"C:\Inetpub\Scripts\dneo\appsbatimport.exe" -h "C:\Inetpub\Scripts\dneo" -s "C:\tmp" -f "C:\tmp\import.csv" -l "C:\tmp" -c sjis -m comma -t ignore -app_id 1 -proc_type update -fields "C:\tmp\import.json" -login 1
Linux版
/var/www/cgi-bin/dneo/appsbatimport -h /var/www/cgi-bin/dneo -s /tmp -f /tmp/import.csv -l /tmp -c sjis -m comma -t ignore -app_id 1 -proc_type update -fields /tmp/import.json -login 1

【起動引数】
起動引数 指定する値 説明
-h [desknet's NEOのインストール先のフルパス] 必ず指定してください。
-s [実行結果の出力先] 必ず指定してください。
-f [インポート対象のExcel/CSVファイルのフルパス] 必ず指定してください。Excel/CSVファイルの書き方については、画面に「インポートファイルの詳細」が記載されています。
[AppSuite > その他の機能 > Excel/CSVファイルからインポート]ダイアログ内の「インポートファイルの詳細」をご覧ください。
-l [ログファイルの出力先] 必ず指定してください。インポートに失敗した行とその原因および、インポートに成功した件数と失敗した件数が、ログファイル「import_[アプリケーションID].log」に出力されます。
-c [sjis | utf8n | utf8] CSVファイルの場合のみ。CSVファイルの文字コードを指定します。この起動引数を指定しなかった場合、CSVファイルはシフトJISで記述してください。
[sjis] : シフトJIS(日本語、英数字のみ入力可能)
[utf8n]: BOMなしUTF-8 (日本語、英数字以外も入力可能)
[utf8] : BOM付きUTF-8 (日本語、英数字以外も入力可能)
-m [comma | tab] CSVファイルの場合のみ。CSVファイルの区切り文字を指定します。この起動引数を指定しなかった場合、値はカンマで区切ってください。
[comma]: カンマ
[tab]: タブ
-sheet_index [シートの位置] Excelワークシートの場合のみ。先頭から何番目(先頭は0)のシートをインポートするかを指定します。この起動引数を指定しなかった場合、先頭のシートがインポートされます。
-sheet_range_start [左上のセル] Excelワークシートの場合のみ。インポートする範囲の左上のセル(例: A1)を指定します。この起動引数を指定しなかった場合、データがある範囲の左上のセルが指定されます。
-sheet_range_end [右下のセル] Excelワークシートの場合のみ。インポートする範囲の右下のセル(例: Z100)を指定します。この起動引数を指定しなかった場合、データがある範囲の右下のセルが指定されます。
-t ignore この起動引数を指定した場合、ファイルの先頭行を無視して、2行目からインポートを行います。
-app_id [アプリケーションID] 必ず指定してください。インポート先アプリケーションのTOP(ブラウズ画面)のURLより"app_id"の値を指定します。
-fields [インポート設定ファイルのフルパス] 必ず指定してください。インポート対象部品を記述した部品設定ファイルのフルパスを指定します。
部品設定ファイルの書き方は、【インポート設定ファイル】をご覧ください。
-proc_type [update | delete] 必ず指定してください。実行する処理を指定します。
[update]:データの追加・変更
[delete]:データの削除
データを変更または削除するには、インポート設定ファイルにて「照合を行う部品」を指定する必要があります。
-login [ユーザーシステムID] [利用者名簿 > 機能管理 > ユーザー情報の変更]画面のURLより"id"の値を指定します。
データの"登録者"、"更新者"が、この起動引数で指定したユーザーになります。
また、日時部品について、この起動引数で指定したユーザーのタイムゾーンが適用されます。(未指定時は管理者設定のタイムゾーンが適用されます。)
※この起動引数が未指定の場合、データ追加時にファイルで"登録者"を指定する必要があります。
※この起動引数が未指定の場合、データ更新時に"更新者"、"更新日時"が変更されません。
※この起動引数が未指定の場合、データ変更履歴に記録されません。

【インポート設定ファイル】
※文字コードはBOM無しのUTF-8で保存してください。
※Windows付属の「メモ帳」はBOM付きのUTF-8で保存されるため、使用しないでください。

インポート設定ファイルの例
{
 "fields":[
  { "field_name": "担当"},
  { "field_name": ""},
  { "field_name": "顧客"}
 ],
 "key_field_name": "担当"
}

以下の情報をjson形式({}で囲まれた、キーと値の組)で記入します。
キー 指定する値 説明
fields [インポート対象部品名の配列] 必ず指定してください。
起動引数の"-login"が未指定の場合、"登録日時"、"登録者"もインポート対象として指定できます。
詳しくは、部品設定をご覧ください。
※書式内の"field_name"を空欄にした場合、その列はインポートされません。
key_field_name [照合を行う部品] 変更または削除するデータのキーとなる部品の名称を指定します。

【添付ファイルのインポート】
コマンドラインでは、添付ファイルをインポートすることが可能です。ファイルのパスは、相対パス、フルパスのどちらも指定できます。
※データを変更する場合、添付ファイルはインポートできません。

ファイルの書き方は以下の通りです。

Windows版の例
氏名,写真
山田太郎,"C:\tmp\gazou\1\file.png"
鈴木一郎,"C:\tmp\gazou\2\file1.png
C:\tmp\gazou\2\file2.png"

Linux版の例
氏名,写真
山田太郎,"/tmp/gazou/1/file.png"
鈴木一郎,"/tmp/gazou/2/file1.png
/tmp/gazou/2/file2.png"

※複数選択の添付ファイル部品に複数の添付をインポートする場合、各ファイルパスを改行コードで区切り、ダブルクォーテーションで括ってください。


データエクスポートバッチ


【モジュール名】
appsbatexport

【概要】
CSVファイルへデータをエクスポートします。

【コマンド例】
Windows版
"C:\Inetpub\Scripts\dneo\appsbatexport.exe" -h "C:\Inetpub\Scripts\dneo" -s "C:\tmp" -f "C:\tmp\export.csv" -c sjis -m comma -t off -app_id 1 -fields "C:\tmp\export.json" -filter "C:\tmp\export_filter.json" -login 1
Linux版
/var/www/cgi-bin/dneo/appsbatexport -h /var/www/cgi-bin/dneo -s /tmp -f /tmp/export.csv -c sjis -m comma -t off -app_id 1 -fields /tmp/export.json -filter /tmp/export_filter.json -login 1

【起動引数】
起動引数 指定する値 説明
-h [desknet's NEOのインストール先のフルパス] 必ず指定してください。
-s [実行結果の出力先] 必ず指定してください。
-f [CSVファイル出力先のフルパス] 必ず指定してください。
-c [sjis | utf8n | utf8] CSVファイルの文字コードを指定します。この起動引数を指定しなかった場合、CSVファイルはシフトJISで出力されます。
[sjis] : シフトJIS(日本語、英数字のみ入力可能)
[utf8n]: BOMなしUTF-8 (日本語、英数字以外も入力可能)
[utf8] : BOM付きUTF-8 (日本語、英数字以外も入力可能)
-m [comma | tab] CSVファイルの区切り文字を指定します。この起動引数を指定しなかった場合、区切り文字はカンマで出力されます。
[comma]: カンマ
[tab]: タブ
-g [i | o | n] CSVファイルに出力する組織の形式を指定します。この起動引数を指定しなかった場合、組織システムIDで出力されます。
[i]:組織システムID
[o]:企業内組織コード
[n]:組織名
-u [i | l | n] CSVファイルに出力するユーザーの形式を指定します。この起動引数を指定しなかった場合、ユーザーシステムIDで出力されます。
[i]:ユーザーシステムID
[l]:ログインID
[n]:氏名
-t off この起動引数を指定した場合、CSVファイルの先頭行に部品名が出力されません。
-app_id [アプリケーションID] 必ず指定してください。エクスポート対象アプリケーションのTOP(ブラウズ画面)のURLより"app_id"の値を指定します。
-fields [エクスポート設定ファイルのフルパス] 必ず指定してください。エクスポート対象部品を記述した部品設定ファイルのフルパスを指定します。
部品設定ファイルの書き方は、【エクスポート設定ファイル】をご覧ください。
※書式内の"field_name"を空欄にした場合、その列の値は空で出力されます。
※文字コードはBOM無しのUTF-8で保存してください。
※Windows付属の「メモ帳」はBOM付きのUTF-8で保存されるため、使用しないでください。
-filter [絞り込み条件ファイルのフルパス] 絞り込み条件を記述したファイルのフルパスを指定します。
この起動引数を指定しなかった場合、全件出力されます。
絞り込み条件ファイルの書き方は、後述の 【絞り込み条件ファイル】 をご覧ください。
-login [ユーザーシステムID] ユーザーシステムIDは[利用者名簿 > 機能管理 > ユーザー情報の変更]画面のURLより"id"の値を指定します。
"登録日時"、"更新日時"、および日時部品について、この起動引数で指定したユーザーの"タイムゾーン"が適用されます。 この起動引数を指定しなかった場合、[管理者設定 > 基本設定 > 言語及びタイムゾーン設定]画面のタイムゾーンが適用されます。

【エクスポート設定ファイル】
※文字コードはBOM無しのUTF-8で保存してください。
※Windows付属の「メモ帳」はBOM付きのUTF-8で保存されるため、使用しないでください。

エクスポート設定ファイルの例
{
 "fields":[
  { "field_name": "担当"},
  { "field_name": ""},
  { "field_name": "顧客"}
 ]
}

以下の情報をjson形式({}で囲まれた、キーと値の組)で記入します。
キー 指定する値 説明
fields [エクスポート対象部品名の配列] 必ず指定してください。
詳しくは、部品設定をご覧ください。
※書式内の"field_name"を空欄にした場合、その列の値は空で出力されます。

【絞り込み条件ファイル】
※文字コードはBOM無しのUTF-8で保存してください。
※Windows付属の「メモ帳」はBOM付きのUTF-8で保存されるため、使用しないでください。

絞り込み条件ファイルの例
{
 "filter":{
  "item":[
   {"field_id": "101", "operator": ">", "value": "1"},
   {"field_id": "102", "operator": "is_null"},
   {"field_id": "103", "operator": "contains", "value": "1\t2", "type":"id"}
  ]
 }
}

以下の情報をjson形式({}で囲まれた、キーと値の組)で記入します。
キー 指定する値 説明
filter [検索条件の配列] 絞り込み条件をご覧ください。