対象:SQL Server版
運用中にdesknet’s NEOへのレスポンスが遅くなりましたり、「データベースの接続に失敗しました。~」のメッセージが表示され、SQL Serverのログに以下のようなログが出力される場合がございます。
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YYYY-MM-DD hh:mm:ss spidXX Autogrow of file ‘dneodb_log’ in database ‘dneodb’ was cancelled by user or timed out after XXXXXX milliseconds. Use ALTER DATABASE to set a smaller FILEGROWTH value for this file or to explicitly set a new file size.
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上記ログは、データベースのトランザクションログファイルの拡張に時間がかかり、タイムアウト値 以内に拡張できなかったことが要因で生じたものとなり、こちらが影響しdesknet’s NEOにて動作が遅い/接続できない等の事象が生じているものと推測されます。
本エラーは拡張する空き容量がない場合も起こりますので、まずはSQL Serverの空き容量が十分にあるかご確認ください。
空き容量が十分にある場合は、「dneodb_log」の自動拡張値を小さく設定していただく、「復旧モデル」を変更いただく等で今後本事象が生じづらくなるかと存じます。
※以下は変更例となります。詳細はSQL Serverを構築いただきましたご担当者様にご相談いただければ幸いです。
■「dneodb_log」の自動拡張値変更例
[SQL Server Management Studio]を起動、[dneodb]を右クリックで[プロパティ]
から[データベースのプロパティ]を開き、[ファイル]より「dneodb_log」の自動拡張を
初期値の「10」%から「100」MB単位等固定で拡張する。
■「復旧モデル」を変更例
[SQL Server Management Studio]を起動、[dneodb]を右クリックで[プロパティ]
から[データベースのプロパティ]を開き、[オプション]より[復旧モデル]を「完全」から
「単純」に変更する。
※復旧モデルを「単純(シンプル)」に設定されている場合は、チェックポイント毎に
ログの切り捨てが行われますが、[復旧モデル]が「完全」の場合はログは蓄積されたま
まとなりますので、定期的にトランザクションログの「切り捨て」を行っていただく事を
推奨いたします。
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