Windows Server 2008 R2 & IIS 7.5設定ガイド

desknet's NEO

Windows Server 2008 R2で、IIS 7.5 (Internet Information Services 7.5)をお使いいただく際の設定手順について説明します。

インストールを始める前に

・本ガイドの手順は、弊社製品desknet's NEOをご利用いただく上で必要最小限の機能を有する設定となります。本ガイドにない設定など行われると、desknet's NEOが予期しない動作をする可能性がありますので、ご注意ください。

・本ガイドの手順は、最も簡単にdesknet's NEOをご利用いただけるように設定する手順です。セキュリティポリシーなど、複雑な設定は割愛していますので、本設定後、desknet's NEOの動作が確認できた後、御社のセキュリティポリシーに合った設定を行っていただきますようお願いいたします。

・desknet's NEO製品サイトの よくある質問 に、インストールに関するトラブルシューティングをご用意しています。

設定中、どうしても解決しない問題が発生した場合は、弊社までご相談ください。問題解決のサポートをさせていただきます。

1.「サーバーマネージャー」の起動

Windows Server 2008 R2(以下、サーバー)のメニューより「サーバーマネージャー」を起動します。

1.「サーバーマネージャー」の起動

起動後、サーバーマネージャーツリーの「役割」をクリックし、「役割の追加」メニューをクリックしてください。

「役割の追加」メニュー

2.「役割の追加ウィザード」

「役割の追加ウィザード」が起動しますので、「次へ」ボタンを押してください。2.「役割の追加ウィザード」

3.「サーバーの役割の選択」

「サーバーの役割の選択」が表示されますので、"Webサーバー(IIS)"を選択し、「次へ」ボタンを押してください。

3.「サーバーの役割の選択」

4.「Webサーバー(IIS)」

「Webサーバー(IIS)」が表示されますので、「次へ」ボタンを押してください。

4.「Webサーバー(IIS)」

5.「役割サービスの選択」

「役割サービスの選択」が表示されますので、ここで「アプリケーション開発」ツリーから"CGI"、"ISAPI拡張"にチェックをつけて、「次へ」ボタンを押してください。

5.「役割サービスの選択」

6.「インストールオプションの確認」

「インストールオプションの確認」が表示されますので、先ほど選択した"CGI"、"ISAPI拡張"が表示されていることをご確認の上、「インストール」ボタンを押してください。

6.「インストールオプションの確認」

7.「インストールの進行状況」

「インストールの進行状況」が表示され、インストールが始まりますので、そのまましばらくお待ちください。

7.「インストールの進行状況」

8.「インストールの結果」

「インストールの結果」が表示されればインストール完了です。「閉じる」ボタンを押して終了してください。

※Windows自動更新の警告が表示される場合がありますがインストールに問題はありません。

8.「インストールの結果」

 

アプリケーション実行用のフォルダ設定

引き続き、IIS 7.5を使用してdesknet's NEOをご利用いただく際の設定について説明します

1.エクスプローラー起動

Windows付属の「エクスプローラー」を起動してください。

IISをインストールしたことにより、システムドライブ(ここではCドライブ)直下に、"inetpub"フォルダが作成されています。

1.エクスプローラー起動

2."Scripts"フォルダの作成

"inetpub"フォルダを開いて、その下に"Scripts"フォルダを作成します。

2.Scriptsフォルダの作成

3."Scripts"フォルダのプロパティ設定

作成した"Scripts"フォルダを選択し、「プロパティ」画面を表示します。

「プロパティ」画面で「セキュリティ」タブを選択し、「編集」ボタンを押してください。

3.Scriptsフォルダのプロパティ設定

「Scriptsのアクセス許可」画面が表示されますので、「追加」ボタンを押してください。

「Scriptsのアクセス許可」画面

「ユーザーまたはグループの選択」画面が表示されますので、「選択するオブジェクト名を入力してください」欄に"everyone"を入力してください。

「ユーザーまたはグループの選択」画面

入力後、「名前の確認」ボタンを押すと、下図のように表示されますので、「OK」ボタンを押してください。

「名前の確認」

「Scriptsのアクセス許可」画面に戻り、「グループ名またはユーザー名」欄に、"Everyone"が追加されます。

"Everyone"が選択されている状態で、下部の「アクセス許可」で"フルコントロール"のチェックを付けて「OK」ボタンを押してください。

Everyone追加

以上で、"Scripts"フォルダに対する設定は終了です。

引き続き、IISの設定を行います。

4.「IISマネージャー」

メニューより「IISマネージャー」を起動してください。

対象のサーバーを選択すると、「ホーム」が表示されますので、"ISAPIおよびCGIの制限"をダブルクリックするか、右メニュー操作内の「機能を開く」リンクをクリックして、設定画面を表示します。

4.「IISマネージャー」

「ISAPIおよびCGIの制限」画面が表示されますので、右メニュー「操作」の「機能設定の編集」メニューをクリックします。

「ISAPIおよびCGIの制限」画面

「ISAPIおよびCGIの制限の設定の編集」画面が表示されますので、"特定できないCGIモジュールを許可する"、"特定できないISAPIモジュールを許可する"にチェックし、「OK」ボタンを押してください。

「ISAPIおよびCGIの制限の設定の編集」画面

次に「サイト」を開き、"Default Web Site"を表示します。

"Default Web Site"をマウスの右ボタンでクリックし、プルダウンメニューから「アプリケーションの追加」メニューをクリックしてください。

Default Web Site

「アプリケーションの追加」画面が表示されますので、

エイリアス: Scripts

物理パス: C:\inetpub\Scripts

を入力し「OK」ボタンを押してください。

「アプリケーションの追加」メニュー

正常に追加できると、"Scripts"が選択され「/Scriptsホーム」画面が表示されますので、「ハンドラーマッピング」をダブルクリックするか、右メニュー操作から「機能を開く」メニューをクリックしてください。

「/Scriptsホーム」画面

「ハンドラーマッピング」画面が表示されますので、右メニュー操作から「機能のアクセス許可の編集」メニューをクリックしてください。

「ハンドラーマッピング」画面

「機能のアクセス許可の編集」画面が表示されますので、"読み取り"のチェックは解除し、"実行"のチェックボックスにチェックを付けて「OK」ボタンを押してください。

「機能のアクセス許可の編集」画面

「ハンドラーマッピング」画面に戻りますので、「名前」欄に

CGI-exe

ISAPI-dll

が表示され、"有効"になっていることをご確認ください。

Webサーバー(IIS)の設定

 

次に「サイト」を開き、"Default Web Site"を選択して"MIMEの種類"をダブルクリックするか、右メニュー「操作」内の「機能を開く」リンクをクリックするとMIMEの種類の一覧が表示されます。

「MIMEの種類」画面

拡張子「.woff」「.svg」が登録されていない場合は、右メニュー「操作」内の「追加...」リンクをクリックしてください。「MIME の種類の追加」画面が表示されますので、下記を設定して「OK」ボタンを押してください。既に拡張子「.woff」「.svg」が登録されている場合は本設定は不要です。

ファイル名の拡張子:.woff

MIMEの種類:application/x-font-woff

「MIMEの種類の追加」

 

ファイル名の拡張子:.svg

MIMEの種類:image/svg+xml

「MIMEの種類の追加」

 

以上で、Webサーバー(IIS)の設定は完了です。

引き続き、desknet's NEOをインストールしてください。

 

Windows Server 2008 R2、IIS 7.5 は、米国 Microsoft Corporation の米国およびその他の国における登録商標です。