desknet's NEO (Linux+PostgreSQL)アップデートツールインストールガイド

desknet's NEO

desknet's NEO (Linux+PostgreSQL) アップデートツールのインストールについての説明です。

desknet's NEO 動作環境

本インストーラーでは、以下がインストールされます。

・アップデートツール
・本体・モバイルブラウザ版モジュール
・追加データベース

 

1.パッケージの展開と上書き

1-1.ダウンロードしたファイルを展開します。

ここでは、ダウンロードしたファイルをFTPにて、"guest"ユーザーのホームディレクトリに転送しているという前提で説明します。

まずはrootユーザーにスイッチします。

[guest@xxxxxx guest]# su -
Password:

次に、ApacheのCGI実行ディレクトリに移動し、パッケージを展開します。

[root@xxxxxx guest]# cd /var/www/cgi-bin

[root@xxxxxx cgi-bin]# tar zxvf /home/guest/dneoupdateV35R10pg93lRE6.tar.gz

展開が完了すると、cgi-binディレクトリ下に「dneoupd」ディレクトリが作成されます。

 

1-2.展開された「dneoupd」ディレクトリのオーナーをApacheのサービス実行ユーザーに変更します。

[root@xxxxxx cgi-bin]# chown -R apache:apache dneoupd

 

1-3.展開されたディレクトリ内の静的コンテンツ(イメージファイル、JSファイル関連)ディレクトリを、Apacheのドキュメントルートディレクトリに移動します。

[root@xxxxxx cgi-bin]# mv dneoupd/dneoupdres /var/www/html/.

 

以上で、アップデートツールのインストールは完了です。

引き続き「desknet's NEOアップデートについて」をご参照ください

 

※但し、V1からのアップデートの場合、引き続き以下の手順を実施してください。

2.ファイル内検索オプションの設定 (V1からのアップデートのお客様のみ対象)

2-1.「ファイル内検索」の設定を行います。

desknet's NEOの「file」ディレクトリの格納先が「/var/www/cgi-bin/dneo/file」以外のパスの場合、「./dneoupd/pkg/v35/cgi-bin/dneo/dneofts/data」ディレクトリ内の"app"ファイルを開き、”dbdirfile”設定行にdesknet's NEOの「file」ディレクトリまでのパスをフルパスで記述します。

[root@xxxxxx cgi-bin]# vi dneoupd/pkg/v35/cgi-bin/dneo/dneofts/data/app

併せて、PostgreSQLが5432番以外のポート番号で稼動している場合には、"dbport"、"ftsdbport"設定行の変更も行います。

object 1

dbuser=dneo

dbpwd=desknetsNeo_PgSql92us.v1

dbname=dneodb

dbs=localhost

dbport=5432 ← ここを変更

dbdirfile=/var/www/cgi-bin/dneo/file ← ここを変更

ftsdbs=localhost

ftsdbuser=dneofts

ftsdbpwd=dneofts

ftsdbname=dneoftsdb

ftsdbport=5432 ← ここを変更

end

 

2-2.ファイル内検索オプション用データベースの追加設定を行います。

ファイル内検索オプションを利用するために、PostgreSQLの"dblink"機能をコンパイルし、インストールします。

[root@xxxxxx postgresql-9.3.6]# cd contrib/dblink

[root@xxxxxx dblink]# gmake


・(中略)

gmake[1]: ディレクトリ `/usr/local/src/postgresql-9.3.6/src/interfaces/libpq' に入ります
gmake[1]: `all' に対して行うべき事はありません.
gmake[1]: ディレクトリ `/usr/local/src/postgresql-9.3.6/src/interfaces/libpq' から出ます
gcc -O2 -Wall -Wmissing-prototypes -Wpointer-arith -Wdeclaration-after-statement -Wendif-labels -Wmissing-format-attribute -Wformat-security -fno-strict-aliasing -fwrapv -fpic -shared -o dblink.so dblink.o -L../../src/port -Wl,--as-needed -Wl,-rpath,'/usr/local/pgsql9.2.1/lib',--enable-new-dtags -L../../src/interfaces/libpq -lpq
[root@xxxxxx dblink]# gmake install

[root@xxxxxx postgresql-9.3.6]#

 

2-3.PostgreSQLを再起動し、追加したdblinkを有効化します。

[postgres@xxxxxx postgres]# service postgresql restart

 

2-4.ファイル内検索オプション用データベースを作成します。

postgresユーザーで、PostgreSQLにファイル内検索用のデータベースロールを作成します。

[root@xxxxxx cgi-bin]# su - postgres

[postgres@xxxxxx postgres]# psql -d template1 -c "CREATE USER dneofts WITH PASSWORD 'dneofts' CREATEUSER"

CREATE ROLE

 

2-5.pg_restoreコマンドを使用し、ファイル内検索用データベースを作成します。

[postgres@xxxxxx postgres]# pg_restore -C -Fc -d template1 /var/www/cgi-bin/dneoupd/pkg/v35/cgi-bin/dneo/dump/dneoftsdb.pgdmp

 

2-6.コマンドが正常に終了したら、exitコマンドにて、rootユーザーに戻してください。

 

 

以上で、ファイル内検索オプションの設定は完了です。

 

引き続き「desknet's NEOアップデートについて」をご参照ください

 

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