desknet's NEO (Linux+PostgreSQL) パッチインストールガイド

desknet's NEO

desknet's NEO (Linux+PostgreSQL) パッチのインストールについての説明です。

desknet's NEO 動作環境

Linux+PostgreSQL版のdesknet's NEO パッチをインストールします。

ご注意

インストール対象のサーバーで、インストールするパッチの「対象バージョン」となるdesknet's NEO(本体)が正常に稼動している必要があります。お使いのdesknet's NEOのバージョンと、パッチダウンロードページの「対象バージョン」をご確認ください。desknet's NEO(本体)をインストールされていない場合には、最新版のdesknet's NEO(本体)のインストールを行っていただきますようお願いいたします。

また、以下についても事前にご確認ください。(詳細はこちら

・[スケジューラ]の停止
 アラーム、予定通知などをご利用中の場合、「スケジューラ」を停止してください。
・[文書管理自動取込]の停止
 「文書管理」機能にて自動取り込みをご利用中の場合、「文書管理自動取込」を停止してください。

尚、インストール中は、更新処理が失敗する可能性がありますので、desknet's NEOへのアクセスは行わないようお願いいたします。


1.パッケージの展開

1-1.ダウンロードしたファイルを展開します。

ここでは、ダウンロードしたファイルをFTPにて、"guest"ユーザーのホームディレクトリに転送済みとし、/tmpディレクトリを作業用ディレクトリとして使用する前提で説明します。

まずはrootユーザーにスイッチします。

[guest@xxxxxx guest]# su -
Password:

次に、作業用ディレクトリに移動し、パッケージを展開します。

[root@xxxxxx guest]# cd /tmp

[root@xxxxxx tmp]# tar zxvf /home/guest/dneopxVxxRxxpg96lRE6.tar.gz

展開が完了すると、/tmpディレクトリ下に「dneo」、「dneosp」ディレクトリが作成されます。

※リビジョンによっては「dneosp」ディレクトリが存在しない場合がございます。

 

1-2.展開された「dneo」、「dneosp」ディレクトリのオーナーをApacheのサービス実行ユーザーに変更します。

[root@xxxxxx tmp]# chown -R apache:apache dneo dneosp

 

 

2.SQLの適用(必要に応じて)

2-1.展開されたディレクトリ内に「revupsql」ディレクトリが存在しているパッチモジュールでは、postgresユーザーにスイッチ後、SQLの適用を実施してください。
※リビジョンによっては「revupsql」ディレクトリが存在しない場合がございます。

展開した「dneo」ディレクトリ内にある「revupsql」ディレクトリ配下のオーナーをpostgresユーザーに変更します。

[root@xxxxxx tmp]# cd /tmp/dneo

[root@xxxxxx dneo]# chown -R postgres:postgres ./revupsql

 

2-2.[dneodb]のSQLを適用します。
postgresユーザーにスイッチ後、ディレクトリが2つ(dneodbとdneologdb)ありますので、まずは[dneodb]のSQLを適用します。

[root@xxxxxx dneo]# su - postgres

[postgres@xxxxxx postgres]# cd /tmp/dneo/revupsql/dneodb

[postgres@xxxxxx dneodb]# ./install.sh dneo localhost dneodb /usr/local/pgsql 5432

コマンドパラメータは以下の通りとなります。

./install.sh dneo localhost dneodb /usr/local/pgsql 5432

       ①   ②    ③    ④       ⑤

①dneo・・・PostgreSQL上のdesknet's NEO用のロール名

②localhost・・・PostgreSQL DBサーバーが動作しているサーバーのホスト名

③dneodb・・・desknet's NEOのDB名

④/usr/local/pgsql・・・PostgreSQLインストール先

⑤5432・・・PostgreSQLが動作しているポート番号(PostgreSQLが"5432"番以外のポート番号で稼動している場合に指定してください。通常は未指定で問題ありません。)

※V3.5以前のバージョンからV4.0へアップデートされた環境の場合、[④PostgreSQLのインストール先]は 9.6のインストール先(例:/usr/local/pgsql9.6.5)を、[⑤ポート番号]は9.6側のポート番号(例:5433)をご指定ください。

※desknet's NEO DB用ロールのパスワードを変更している場合、[revupsql/pgpass.conf]ファイルに記載しているパスワードを変更してください。

 

2-3.[dneologdb]のSQLを適用します。

[postgres@xxxxxx dneodb]# cd /tmp/dneo/revupsql/dneologdb

[postgres@xxxxxx dneologdb]# ./install.sh dneo localhost dneologdb /usr/local/pgsql 5432

コマンドパラメータは以下の通りとなります。

./install.sh dneo localhost dneologdb /usr/local/pgsql 5432

                ③             

③dneologdb・・・desknet's NEOのアクセスログ保存用DB名

※③以外は先の[dneodb]と同様です。

※③についてはDB名が先の[dneodb]とは異なります。ご注意下さい。

 

2-4.コマンドが正常に終了したら、exitコマンドにて、rootユーザーに戻してください。

[postgres@xxxxxx revupsql]# exit

[postgres@xxxxxx tmp]# cd /tmp

 

 

3.パッケージの上書き

3-1.展開されたディレクトリ内に静的コンテンツ(イメージやCSS、JSなど)が存在する場合は、Webサーバーのドキュメントルートにある、desknet's NEOのイメージディレクトリに上書きコピーします。

※リビジョンによっては「dneores」「dneowmlroot」「dneospres」ディレクトリが存在しない場合がございます。その際は存在するディレクトリのみコピーを行ってください。

[root@xxxxxx tmp]# cp -rp dneo/dneores /var/www/html/.

[root@xxxxxx tmp]# cp -rp dneo/dneowmlroot /var/www/html/.

[root@xxxxxx tmp]# cp -rp dneosp/dneospres /var/www/html/.

 

3-2.展開された「dneo」「dneosp」ディレクトリ内のファイルとディレクトリを、desknet's NEO本体のインストール先に上書きコピーします。

※リビジョンによっては「dneosp」ディレクトリが存在しない場合がございます。その際は「dneo」ディレクトリのみコピーを行ってください。

[root@xxxxxx tmp]# cp -rp dneo /var/www/cgi-bin/.

[root@xxxxxx tmp]# cp -rp dneosp /var/www/cgi-bin/.

 

3-3.コピーが完了したら、「dneo」、「dneosp」ディレクトリは削除していただいて結構です。

※リビジョンによっては「dneosp」ディレクトリが存在しない場合がございます。その際は「dneo」ディレクトリのみ削除を行ってください。

[root@xxxxxx tmp]# rm -r dneo

[root@xxxxxx tmp]# rm -r dneosp

 

 

以上でdesknet's NEO (Linux+PostgreSQL版) パッチのインストールは完了です。

 

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