働き方改革

今注目のRPAを使って働き方改革を進めよう

月440円で始めるdesknet's NEO

スケジュール管理、脱Excel、ペーパーレス等職場の課題をオールインワンで解決
 
今注目のRPAですが、各企業がこぞって導入を検討し、生産性において結果の出ている企業も増えてきました。少子高齢化が進む日本では人手不足がこれからますます進んでいくことになります。RPAは働き方改革の、日本の救世主となれるのでしょうか。今回はRPAについて解説します。

RPAとは

 

RPAとは「ロボティック・プロセス・オートメーション」の略です。ロボットにより単純な繰り返し業務をシステムで自動化することをいいます。
ロボットに業務を代行させることで、人間をより付加価値の高い業務にシフトさせていくことを目的にRPAは導入されています。「働き方改革」というワードが世間に浸透し、いかにして労働生産性を上げていくか、効率の良い仕事をして残業を減らしていくかということが日本中の企業で問われています。

 

1989年(平成元年)、世界時価総額ランキングトップ50に日本企業が32社、名を連ねていました。日本の企業が世界をリードしている時代が確かにあったのです。
2019年11月末時点ではトップ50に入っているのはトヨタ自動車1社だけです。米国IT企業GAFAが時価総額トップ5に入っていて、中国企業の成長も目覚ましく何社もランクインしています。
もともと生産性が高かったわけではないため労働効率の悪さが際立ち、効率化を追求した企業と大きく差がついてしまっているのです。その打開策として期待されているのがRPAというわけです。
 
スケジュール管理、脱Excel、ペーパーレス等職場の課題をオールインワンで解決

RPAで何ができるのか

 

オフィスを見回すと、事務業務は単純な作業であふれています。例えば、商品の出荷確定データをCSVファイルでダウンロードし、自社の基幹システムに手入力している企業は今も多くあります。
しかしRPAなら、得意先のWeb-EDIにアクセスしてCSVをダウンロード、CSVを基幹システムの必要な個所に自動転記するといった流れを実現することができます。手順が決まっている業務であれば、すべきことを設定しておくだけで、勤務時間外でもRPAはその通りに動いてくれます。
 
スケジュール管理、脱Excel、ペーパーレス等職場の課題をオールインワンで解決

RPAの成功事例

 

世間に先駆けて導入し、成果を上げている企業を2社紹介します。

サッポロビールの事例

サッポロビールでは小売業が開示しているPOSデータをダウンロードするのに多くの時間がかかっていました。時間がかかりすぎるため、週1回ダウンロードすることで対応していましたが、RPAを導入することでこの作業を自動化。週に1回だったデータの更新を毎日行うことができるようになり、作業にかかっていたコスト削減に成功しました。

 

参考:ユーザックシステム株式会社「導入事例 サッポロビール 株式会社 様」

伊藤忠商事の事例

伊藤忠商事ではWebサイトから商品の市況情報を調査し、一定の数値を超えた変化があった場合には担当者にメールするという業務にRPAを導入し自動化しました。導入前は担当者がWebサイトを定期的に巡回して変化を確認していたのですが、導入後はメールが届いた時だけサイトを確認するという効率の良い業務の流れに変わり、年間148時間もの業務時間の削減に成功しました。

 

参考:UiPath株式会社「導入事例 伊藤忠商事株式会社」
 
スケジュール管理、脱Excel、ペーパーレス等職場の課題をオールインワンで解決

RPA成功のポイント

 

RPAの導入前と導入後それぞれにポイントがあります。

導入前のポイント:今の業務フローを一度見直す

RPAを導入する前に、一度現在の業務フローを棚卸しします。RPAにするかしないか以前に、果たしてその業務は今のやり方でいいのか、無駄な業務になっていないか、廃止できないかを検討します。
業務フローをなるべくシンプルになるように検討し、必要な個所にRPAが導入できないか検討するのが良いでしょう。

導入後のポイント:RPA導入後の運用保守体制を検討する

RPAは導入さえすれば終わりというわけではありません。RPAを使う実務の担当者が主体的に社内へ広く展開する必要があります。伊藤忠商事はRPA導入後に研修制度を設け、担当者を教育することで急速に社内へRPAを展開することができ、RPAの利用が進みました。

RPAは働き方改革の救世主になる可能性も

RPAは決まった繰り返し作業を行う単純なシステムですが、機械が代行するということにインパクトがあります。機械は労働法など法律の適用を受けず、夜中でも疲れ知らずに動作します。今まで人が行ってきた作業を任せることで、人はより生産性を高め、創造的で人間にしかできない業務に集中できます。人と機械の役割分担ができれば、働き方改革のキモである労働生産性を高めることができるはずです。

 

RPAは使い方次第で働き方改革の救世主になれる可能性を大いに秘めている期待の新人といえます。
 
スケジュール管理、脱Excel、ペーパーレス等職場の課題をオールインワンで解決
テレワークに必要なすべてが揃うクラウドサービス desknet's NEO/ChatLuck

働き方改革の即戦力

グループウェア desknet’s NEO (デスクネッツ ネオ)

スケジュールの管理・共有から、企業ポータル、各種申請の電子化、ウェブ会議や業務アプリの作成まで、企業の業務改善と働き方改革に役立つ様々な機能を提供します。
デスクネッツ ネオは、すべての機能を30日間無料でお試しいただけます。
顧客満足度6年連続No.1を獲得した使いやすさ、利便性をぜひご体験ください。

グループウェア deksnet’s NEO の詳細はこちら


山﨑 貴史中小企業診断士・ITコーディネーター・ファイナンシャルプランナー 山﨑 貴史
中小企業に向けたIT利活用のサポートを数多く行う。ITツールの選定や導入運用サポートを顧客視点から提案し、ツールの活用方法を指導している。

WORKSHIFT DESIGN 編集部

WRITER

WORKSHIFT DESIGN 編集部

WORKSHIFT DESIGN(ワークシフトデザイン)編集部。 働き方を、シフトする。現場目線で新しい時代の働き方を考えるメディアとして【働き方改革】【リモートワーク/ワークスタイル】【残業削減】【業務効率化】をテーマに記事を執筆しています。