desknet's マニュアル
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desknet's V6.0 → V7.0 へのアップデート
ここでは、desknet's V6.0からV7.0へのアップデート方法について説明します。
前提として、お使いのサーバー上で、desknet's V6.0J R2.6/R2.7/R2.8が正常に稼動している必要があります。
 
[ご注意]アップデートの前に・・・
【1】
  アップデートを行う前に、必ず今お使いのdesknet'sのデータのバックアップを行っていただけますよう、お願いいたします。
  本アップデートは、desknet's V6.0J R2.6/R2.7/R2.8が対象となります。それ以外のバージョンでお使いの場合、アップデートすることはできませんので、ご注意ください。
   
【2】
  スケジューラー、文書管理自動取り込み等の常駐型プログラムが起動している場合や、ユーザーインポート、メールの検索、アドレスのインポートなどの処理を行っている最中は、アップデートが正しく行えません。
アップデート実行前に、必ず全てのプログラムが停止していることをご確認ください。

もし、モジュール起動中に、アップデート処理を行った場合、

2009/01/10 10:11:31 [desknet'sインストール先更新処理] upderr:[2002] 「dnet」ディレクトリのコピーに失敗しました。 ret:[-1] [C:\Inetpub\scripts\dnet\dnupd copy to C:\Inetpub\scripts\dnet] errno:[13]

のエラーログが出力されます。この場合、モジュールを停止し、再度アップデートを行ってください。
   
 

[Linuxサーバーでshファイルから起動している場合]
psコマンド等でプロセスの一覧を表示し、表示されたプロセス一覧の「xscheduler」プロセスと「xdocreminder」プロセスを終了することで、モジュールを停止することが可能です。

[Windowsサーバーで.batファイルから起動している場合]
.batファイル実行時に起動したコマンドプロンプトを終了することで、モジュールを停止することが可能です。

[Windowsサーバーでatコマンドで実行している場合]
タスクマネージャより、「プロセス」の一覧を表示し、スケジューラー(xscheduler.exe)、文書管理自動取り込み(xdocreminder.exe)を選択し、”プロセスの終了”を選択することで、モジュールを停止することが可能です。

[Windowsサーバーでdesknet'sの”スケジューラーサービス”から実行している場合]
タスクバーより、スケジューラー監視ツールのメニューを表示し、”「予定通知/アラーム」サービスを停止する”を選択することで、モジュールを停止することが可能です。

   
【3】
  サーバ上のブラウザ(IE)で「データコンバートツールメニュー」にアクセスする場合、ブラウザのセキュリティ制限によって、データコンバートが正常に更新されない場合がございますので、desknet'sサーバのURLを「信頼済みサイト」に登録してください。
  例)
http://dn-server/scripts/dnet/dnv7convert.exe?
がデータコンバートツールメニューへのアクセスURLである場合は、
http://dn-server
を信頼済みサイトに登録してください。
 
1.データコンバートツールメニュー
desknet's V6.0→V7.0アップデートモジュールをインストール後、ブラウザよりデータコンバートツールメニューにアクセスします。

Windowsの場合:
  http://(Servername)/scripts/dnet/dnv7convert.exe?

Linuxの場合:
  http://(ServerName)/cgi-bin/dnet/dnv7convert.cgi?
表示されたコンバートツールメニューには以下のリンクが表示されます。
 
desknet's V6.0→V7.0へのデータコンバート
お使いいただいていたdesknet's V6.0のデータを、V7.0用のデータにコンバートします。
2.desknet's V6.0→V7.0へのデータコンバート
2-1. データコンバート開始
  データコンバートを開始します。メニューの『desknet's V6.0→V7.0へのデータコンバート』リンクをクリックしてください。
 
  ※作業ディレクトリパスについて
V6.0からV7.0へのデータコンバートを行う場合、お使いいただいていたdeksnet'sのデータの約2倍の空き容量が必要となります。
通常、desknet'sインストール先のディレクトリを作業用ディレクトリとして使用しますが、インストール先ディレクトリの存在するディスク上に必要な空き容量が無い場合、別途、空き容量のあるディスク上のディレクトリを指定してください。
   
  「開始」ボタンを押すと、データコンバートが開始されます。
  コンバート開始時に、スケジューラーや文書管理自動取り込みモジュールが起動していた場合、以下の画面が表示されます。モジュールを停止し、再度コンバートを実行してください。
 
   
2-2. データコンバート
  データコンバートが開始され、移行中の画面が表示されます。(本画面は、コンバート中は定期的に再表示されます。)
 
   
  ▼データを作業用ディレクトリにコピーしています。
 
   
  ▼「回覧板」データのコンバートを行っています。処理対象件数と処理済み件数が表示されます。
 
   
  ▼「レポート提出」データのコンバートを行っています。処理対象件数と処理済み件数が表示されます。
 
   
  ※「回覧板」、「レポート提出」のデータコンバートについて
V6で使用していた「回覧板」、「レポート提出」のデータが大量に存在している場合、コンバート処理に時間がかかる場合があります。コンバートの状況については、処理済み件数をご確認ください。
   
2-3. データコンバート完了
  データコンバートが正常に完了すると、以下の画面が表示されますので、引き続き「アップデート開始」ボタンを押してください。
 
   
  コンバート中に、エラーが発生した場合、以下の画面が表示されます。「結果ログ参照」リンクをクリックし、エラーになった原因をご参照ください。
 
  以下の様な警告メッセージが出力される場合がありますが、データコンバートは完了しています。
 
出力ログ 内容
[共通コンテンツ登録処理] V6.0:ポータルウィンドウ情報の「URL」が存在しない、または無効な「URL」のため、データコンバート処理を行うことができませんでした。 ID:[xxxx] V6.0にて登録されていた「ポータルウィンドウ」情報の「URL」が存在していない、または「URL」が「http://」となっていた場合、コンバートされません。
アップデート完了後、お客様の運用状況に応じて、新たに「コンテンツ」として登録してください。
[カット前の名称] → [カット後の名称] コンテンツ名の制限の長さを越えるため、コンテンツ名をカットしました。 V6.0にて登録されていた「ポータルウィンドウ」情報の「名称」が31バイトを超えている場合、「名称」がカットされて共通コンテンツに登録されています。
名称を変更される際はアップデート完了後、対象のコンテンツ情報の変更を行ってください。
[ブックマーク更新処理] V6.0:ブックマーク情報が存在しない、またはブックマークの「名称」と「URL」が取得できなかったため、データコンバート処理を行うことができませんでした。 ID:[xxxx] userid:[xxxx] V6.0にて登録されていた「ブックマーク」情報の実ファイルが存在しない、または「ブックマーク」情報の「名称」と「URL」が取得できなかった場合、コンバートされません。
アップデート完了後、お客様の運用状況に応じて、新たに「ブックマーク」として登録してください。
[ブックマーク更新処理] V6.0:ブックマーク情報の「URL」が無効な「URL」のため、データコンバート処理を行うことができませんでした。 ID:[xxxx] userid:[xxxx] V6.0にて登録されていた「ブックマーク」情報の「URL」が「http://」となったいた場合、コンバートされません。
アップデート完了後、お客様の運用状況に応じて、新たに「ブックマーク」として登録してください。
[オプション登録処理] V6.0:オプションメニュー情報が存在しない、またはオプションメニューの「名称」と「URL」が取得できなかったため、データコンバート処理を行うことができませんでした。 ID:[xxxx] V6.0にて登録されていた「オプションメニュー」情報の実ファイルが存在しない、または「オプションメニュー」情報の「名称」と「URL」が取得できなかった場合、コンバートされません。
アップデート完了後、お客様の運用状況に応じて、新たに「ブックマーク」として登録してください。
[オプション登録処理] V6.0:オプションメニュー情報の「URL」が無効な「URL」のため、データコンバート処理を行うことができませんでした。 ID:[xxxx] V6.0にて登録されていた「オプションメニュー」情報の「URL」が「http://」となったいた場合、コンバートされません。
アップデート完了後、お客様の運用状況に応じて、新たに「ブックマーク」として登録してください。
[リンク登録処理] V6.0:リンク情報の「URL」が存在しない、または無効な「URL」のため、データコンバート処理を行うことができませんでした。 ID:[xxxx] V6.0にて登録されていた「リンク」情報の「名称」と「URL」が存在しない、または「URL」が「http://」となっていた場合、コンバートされません。
アップデート完了後、お客様の運用状況に応じて、新たに「ブックマーク」として登録してください。
[回覧・レポート書式登録処理] ret:[-80] [xcircle] id:[xxxx] Name:[xxxx] errno:[2]
-80 : 添付ファイルのコピーに失敗しました。
V6.0にて登録されていた「回覧板共有書式」の添付ファイルの実ファイルが存在しない場合、対象の添付ファイルは登録されません。
アップデート完了後、お客様の運用状況に応じて、新たに添付ファイルを登録してください。
[回覧・レポート書式登録処理] ret:[-80] [xreport] id:[xxxx] Name:[xxxx] errno:[2]
-80 : 添付ファイルのコピーに失敗しました。
V6.0にて登録されていた「レポート提出共有書式」の添付ファイルの実ファイルが存在しない場合、対象の添付ファイルは登録されません。
アップデート完了後、お客様の運用状況に応じて、新たに添付ファイルを登録してください。
[回覧・レポート書式登録処理] ret:[-80] [xcircle] groupid:[xxxx] id:[xxxx] Name:[xxxx] errno:[2]
-80 : 添付ファイルのコピーに失敗しました。
V6.0にて登録されていた「回覧板グループ書式」の添付ファイルの実ファイルが存在しない場合、対象の添付ファイルは登録されません。
アップデート完了後、お客様の運用状況に応じて、新たに添付ファイルを登録してください。
[回覧・レポート書式登録処理] ret:[-80] [xreport] groupid:[xxxx] id:[xxxx] Name:[xxxx] errno:[2]
-80 : 添付ファイルのコピーに失敗しました。
V6.0にて登録されていた「レポート提出グループ書式」の添付ファイルの実ファイルが存在しない場合、対象の添付ファイルは登録されません。
アップデート完了後、お客様の運用状況に応じて、新たに添付ファイルを登録してください。
[回覧・レポート書式登録処理] ret:[-80] [xcircle] userid:[xxxx] id:[xxxx] Name:[xxxx] errno:[2]
-80 : 添付ファイルのコピーに失敗しました。
V6.0にて登録されていた「回覧板個人書式」の添付ファイルの実ファイルが存在しない場合、対象の添付ファイルは登録されません。
アップデート完了後、お客様の運用状況に応じて、新たに添付ファイルを登録してください。
[回覧・レポート下書き登録処理] ret:[-80] [xcircle] userid:[xxxx] id:[xxxx] [下書き] errno:[2]
-80 : 添付ファイルのコピーに失敗しました。
V6.0にて登録されていた「回覧板下書き」の添付ファイルの実ファイルが存在しない場合、対象の添付ファイルは登録されません。
アップデート完了後、お客様の運用状況に応じて、新たに添付ファイルを登録してください。
[回覧・レポート下書き登録処理] ret:[-80] [xreport] userid:[xxxx] id:[xxxx] [下書き] errno:[2]
-80 : 添付ファイルのコピーに失敗しました。
V6.0にて登録されていた「レポート提出下書き」の添付ファイルの実ファイルが存在しない場合、対象の添付ファイルは登録されません。
アップデート完了後、お客様の運用状況に応じて、新たに添付ファイルを登録してください。
[回覧・レポート登録処理] ret:[-80] [xcircle] id:[xxxx] Name:[xxxx] errno:[2]
-80 : 添付ファイルのコピーに失敗しました。
V6.0にて登録されていた「回覧板」の添付ファイルの実ファイルが存在しない場合、対象の添付ファイルは登録されません。
アップデート完了後、お客様の運用状況に応じて、新たに添付ファイルを登録してください。
[回覧・レポート登録処理] ret:[-80] [xreport] id:[xxxx] Name:[xxxx] errno:[2]
-80 : 添付ファイルのコピーに失敗しました。
V6.0にて登録されていた「レポート提出」の添付ファイルの実ファイルが存在しない場合、対象の添付ファイルは登録されません。
アップデート完了後、お客様の運用状況に応じて、新たに添付ファイルを登録してください。
[回覧・レポート登録処理] ret:[-20000016] [xreport] id:[xxxx] Name:[xxxx] errno:[2]
-20000016 : 登録日付(entrydate)が設定されていないため、本日の日付を設定しました。
V6.0にて登録されていた「レポート提出」のデータに、”登録日付”が設定されていなかったため、自動的に本日(コンバートを実行した日付)を”登録日付”として設定しました。
   
3.アップデート
3-1. アップデート開始
  データコンバートが完了すると、引き続き、アップデートを行っていただく必要があります。
 
   
3-2. アップデート
  「はい」ボタンを押すと、V6.0→V7.0データコンバートで、コンバートされたデータと、V7.0用の必要ファイルの更新、V6.0で使用していてコンバート後に不要となるデータの削除を行います。(本画面は、アップデート中は定期的に再表示されます。)
 
3-3. アップデート完了
  アップデート処理が正常に完了すると、以下の画面が表示されますので、「メニューへ戻る」ボタンを押し、コンバートツールメニューへ戻ってください。
 
  アップデート中にエラーが発生した場合、以下の画面が表示されます。「結果ログ参照」リンクをクリックし、エラーになった原因をご参照ください。
 
  アップデート中、V6で使用していて、コンバート後に不要となったデータを削除する処理でエラーが発生した場合、以下の画面が表示されます。「結果ログ参照」リンクをクリックし、エラーになった原因をご参照ください。
回避可能なエラー(ディレクトリのアクセス権の問題等)の場合には、問題を解消し、再度「V6.0の不要なデータの削除」を実行してください。
 
   
4.結果ログ参照
「結果ログ参照」リンクをクリックすると、ログファイルが表示されますので、アップデート中に発生したエラーがないかご確認ください。
処理が正常に終了していても、ログは出力されます。
5.V6.0の不要なデータの削除アップデート時に不要データ削除エラーが発生した場合のみ
5-1. 不要データの削除
  アップデート中、V6.0で使用していて、コンバート後に不要となったデータの削除で失敗した場合に、「V6.0の不要なデータの削除」を行います。
 
5-2. 削除確認
  「はい」ボタンを押下すると、V6.0で使用していて、コンバート後に不要となったデータの削除を行います。
※V6.0で使用していたデータ量が多い場合には、削除に時間がかかる場合があります。
 
5-3. 削除完了
  削除が正常に終了すると、以下の画面が表示されますので、「メニューへ戻る」ボタンを押し、コンバートツールメニューへ戻ってください。
 
  削除処理でエラーが発生した場合、以下の画面が表示されますので、「結果ログ参照」リンクをクリックし、エラーの原因をご参照ください。
 
6.desknet's へログイン
『desknet's へログイン』メニューをクリックすると、desknet's V7.0のログイン画面が表示されます。
ログイン情報を入力し、ログインをご確認ください。
7.アップデート後の環境設定
アップデートが完了した場合、以下の設定がデフォルトとなっているため、お客様の運用状況に応じて設定を変更することをお勧めいたします。
回覧・レポート機能の管理者設定内にある「共通設定」の「保存期間」が”無期限”となっています。
”無期限”のままご使用いただくと、データが大量に保存されたままとなってしまい性能が悪くなってしまう可能性があります。
お客様の運用状況に応じて変更していただくことをお勧めいたします。
 
2.データコンバートにて、コンバート中にエラーログが出力されたデータについてご確認ください。
V6.0で登録していた以下の情報にて「名称」が設定されていない情報は、「URL」に設定されている値を「名称」として使用して登録します。
対象データは以下のとおりです。
・ブックマーク情報
・オプションメニュー情報
・リンク情報
・トップポータル情報
上記データについては、コンバート時に、名称が設定されていない場合に、「URL」に設定されていた値を127バイトにカット(127バイトに満たない場合はそのままの値)して、名称として設定し、登録します。
お客様の運用状況に応じて、対象データの「名称」を変更してください。
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