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よくあるご質問

運用に関するご質問001
データのバックアップおよびリストアの手順を教えてください。

「desknet's DBシステムのデータは全てデータベース内に格納されているため、データーベース内のDB(webdb)のみがバックアップの対象となります。(例外あり(※1))

※1 DBログデータ、ガジェット表示用データは例外です。これらのデータもバックアップされる場合は、データベースのバックアップとは別に以下のディレクトリのバックアップも行ってください。

・DBログデータ
「dndb/wddata/log」

・ガジェット表示用データ
「dndb/wddata/table」

本手順は以下を前提に説明いたします。

※バックアップ先のパスは任意となります。

Windows版をご利用の場合

・PostgreSQLのインストール先:「C:\Program Files\PostgreSQL\9.3」
・バックアップ先:「C:\backup」

Linux版をご利用の場合

・PostgreSQLのインストール先:「/usr/local/pgsql」
・バックアップ先:「/home/backup」


■データのバックアップ

1.Webサーバーを停止

Webサーバーを停止してください。

[Webサーバー(Windows+IIS)停止コマンド例]

> net stop w3svc

[Webサーバー(Linux+Apache)停止コマンド例]

# /etc/rc.d/init.d/httpd stop
または、
# service httpd stop


2.バックアップを取得

2-1.PostgreSQLデータベースのバックアップ

PostgreSQLの「pg_dump」コマンドでバックアップします。

Windowsをご利用の場合、Windows付属のコマンドプロンプトを起動し、PostgreSQLのインストール先の「bin」フォルダに移動します。

次に、以下コマンドにてデータベースファイルをダンプします。

[データベースバックアップコマンド例]

> C:
> cd C:\Program Files\PostgreSQL\9.3\bin
> pg_dump.exe -b -Fc -p 5432 -U postgres webdb > C:\backup\webdb.backup

※PostgreSQL9.2をご利用の場合は、「9.3」を「9.2」に読み替えてください。
※-pは稼働しているPostgreSQLのポート番号を指定してください。(PostgreSQLの初期使用ポートは5432)
※「パスワード」の入力要求が表示された場合は”postgres”ユーザーのパスワードを入力します。
(desknet’s DBのインストーラーでPostgreSQLをインストールした場合は、パスワードは”postgres”となります。)
「pgAdmin」を起動し、PostgreSQLにパスワードを保存し接続してください。

Linux版をご利用の場合、以下のコマンドにてデータベースファイルをダンプします。


[データベースバックアップコマンド例]

# su – postgres
$ /usr/local/pgsql/bin/pg_dump -b -Fc -p 5432 -U postgres webdb >/home/backup/
webdb.backup

※-pは稼働しているPostgreSQLのポート番号を指定してください。(PostgreSQLの初期使用ポートは5432)
※「パスワード」の入力要求が表示された場合は”postgres”ユーザーのパスワードを入力します。
※本コマンド実施後は「exit」コマンドでpostgresユーザーから抜けてください


2-2.DBログデータ・ガジェット表示用データのバックアップ

・DBログデータ:
「dndb/wddata/log」

・ガジェット表示用データ:
「dndb/wddata/table」

上記2フォルダが存在している場合は、コピーコマンド等でバックアップしてください。

Windows版をご利用の場合

[コピーコマンド例(xcopy)]

> xcopy C:\inetpub\scripts\dndb\wddata/log C:\backup\file /e /c /h /i /y
> xcopy C:\inetpub\scripts\dndb\wddata/table C:\backup\file /e /c /h /i /y

※オプション等の詳細はOS付属のマニュアルをご参照ください。

Linux版をご利用の場合

[バックアップコマンド例(tar)]

# cd /var/www/cgi-bin/dndb/wddata
# tar zcvf /home/backup/dndb_log.tar.gz log
# tar zcvf /home/backup/dndb_table.tar.gz table

※オプション等の詳細はOS付属のマニュアルをご参照ください。


3.Webサーバーのサービスを再開

Webサーバーを開始してください。

[Webサーバー(Windows+IIS)開始コマンド例]

> net start w3svc

[Webサーバー(Linux+Apache)開始コマンド例]

# /etc/rc.d/init.d/httpd start
または、
# service httpd start

以上でバックアップは終了です。



■データのリストア

データをリストアし、desknet’s DBをバックアップした時点に戻す場合、元のデータを削除いただく必要あります。

【注意1】
本手順は、正常にバックアップが取得できている事が前提の手順となります。
不完全なバックアップデータですと、正常にdesknet’s DBがご利用いただけませんのでご注意ください。

【注意2】
リストア先のdesknet'sDBは、バックアップ時点のバージョンと同じである必要があります。

【注意3】
リストア先のサーバーが、バックアップを行ったサーバーと異なる場合、ライセンスキーの再発行申請が必要になります。


1.PostgreSQLデータベースのリストア

Windows版をご利用の場合、Windows付属のコマンドプロンプトを起動し、PostgreSQLのインストール先にある「bin」フォルダに移動します。

次に、以下のコマンドにてデータベースを削除し、データベースファイルをリストアします。

[データベースリストアコマンド例]

> C:
> cd C:\Program Files\PostgreSQL\9.3\bin
> dropdb.exe -p 5432 -U postgres webdb
> pg_restore.exe -p 5432 -U postgres -C -Fc -d template1 C:\backup\webdb.backup

※必ず「dropdb.exe」コマンドでwebdbの削除を行ってください。
削除されないと不整合が発生し予期しない動作をする場合がありますのでご注意ください。

Linux版をご利用の場合、以下のコマンドにてデータベースを削除し、データべースファイルをリストアします。

[データベースリストアコマンド例]

# su - postgres
$ /usr/local/pgsql/bin/dropdb -p 5432 -U postgres webdb
$ /usr/local/pgsql/bin/pg_restore -C -Fc -p 5432 -U postgres -d template1 /home/backup/webdb.backup

※必ず「dropdb」コマンドでwebdbの削除を行ってください。
削除されないと不整合が発生し予期しない動作をする場合がありますのでご注意ください。
※本コマンド実施後は「exit」コマンドでpostgresユーザーから抜けてください。


2.DBログデータ・ガジェット表示用データをリストア

2-1.インストール先の既存の「log」「table」の両フォルダを削除します。

2-2.バックアップした「log」「table」の両フォルダを「dndb/wddata」下に戻します。

以上でリストアは終了です。