| desknet's Standard Edition ( Linux )のバックアップ |
| desknet's Standard Editionのバックアップについて説明します。 |
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 desknet's Standard Editionのバックアップ |
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desknet's スタンダード版のデータは、desknet's本体をインストールしたディレクトリ（dnetディレクトリ）の直下に作成される、「data」ディレクトリと「file」ディレクトリに保存されます。この2つのディレクトリに含まれるファイルをすべてバックアップすることで、バックアップ時点の状態までdesknet'sの環境を復旧することができます。
なお、上記2ディレクトリにてデータのみのバックアップを行った場合、復旧を行うためには、復旧先のサーバーにあらかじめバックアップ時に使用していたdesknet'sと全く同じバージョン・リビジョンのdesknet's本体をインストールする必要があります。
万が一の際のデータ復旧を確実かつ効率的に行うため、ここではdesknet'sのデータだけでなく、desknet's本体のインストール先と、Webドキュメントルートディレクトリの内容をすべてバックアップする手順を説明します。
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 ご注意 |
ホスティングやレンタルサーバーなど、rootユーザーを使用できない場合、以下に読み替えて設定を行って下さい。
・rootユーザー→desknet'sがインストールされたディレクトリにアクセスできるユーザー
・desknet's Backupのインストール先：/usr/local→任意のディレクトリ |
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| １．コンフィグファイルの設定 |
rootユーザーで、desknet's Backupをインストールしたディレクトリ（ここでは「/usr/local/dnbackup」にインストールしたものとして説明します）に移動します。
コンフィグファイル（dnbackup.conf）をテキストエディタで開き、環境に合わせた設定を行います。 |
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# Backup setting
backup_dir = /var/www/cgi-bin/dnet
backup_dir = /var/www/html
work_dir = /tmp
delete_workfile = 1 |
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| ディレクティブ |
バックアップ対象フォルダ |
| backup_dir（1行目） |
＜desknet's本体のインストール先＞
通常、desknet's Standard Editionのインストーラー（rpmファイルまたはtarファイル）を使用して標準インストールした場合、desknet'sのインストール先は以下となります。
/var/www/cgi-bin/dnet
上記ディレクトリに「dnet」ディレクトリが存在しない場合、Webサーバーが個別にインストールされている可能性がありますので、インストールを実施された方やサーバー管理者の方にお問い合わせください。 |
| backup_dir（2行目） |
＜desknet's 静的コンテンツの格納先＞
通常、desknet's Standard Editionのインストーラーを使用して標準インストールした場合、desknet'sの静的コンテンツの格納先は以下となります。
/var/www/html
上記ディレクトリ内に「neoimage」、「neopub」、「neores」ディレクトリが存在します。 |
| work_dir |
バックアップ作業中に、バックアップファイルを扱う一時ディレクトリを指定します。
desknet'sバックアップを行うためには、バックアップ対象となるデータサイズの合計以上の空き領域を持ったローカルディスク上のディレクトリを、作業ディレクトリとして指定する必要があります。 |
| delete_workfile |
バックアップファイルをローカルディスクにも保存する場合（「delete_workfile」を「0」に設定する場合）、最大でバックアップ対象となるデータサイズの合計の2倍以上の空き領域が必要です。 |
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| ２．識別IDおよび契約コード |
| 「識別ID」、「契約コード」への入力内容については、「初期設定(Linux版)」についての説明をご参照ください。 |
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| ３．コンフィグファイルの保存と設定確認 |
設定が完了したら、コンフィグファイルを保存し、desknet's Backupを実行して設定内容の確認を行います。バックアップの処理結果は、標準出力の内容から確認できます。 |
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./dnbkupload.sh /usr/local/dnbackup dnbackup.conf
YYYY/MM/DD hh:mm:ss INFO upload START
YYYY/MM/DD hh:mm:ss INFO license info : date = YYYYMMDD
YYYY/MM/DD hh:mm:ss INFO license info : size = XXXX GB
YYYY/MM/DD hh:mm:ss INFO compress start : /var/www/cgi-bin/dnet -> /tmp/backup_bk01.tar.gz
YYYY/MM/DD hh:mm:ss INFO compress end : 17 sec 36905978 byte
：
YYYY/MM/DD hh:mm:ss INFO upload start : backup_bk02_a.tar.gz
YYYY/MM/DD hh:mm:ss INFO upload end : 4 sec
YYYY/MM/DD hh:mm:ss INFO upload END : status[0] 53 sec |
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※最後の行に出力されている”status[0]”が処理結果です。
※バックアップ処理に失敗している場合、標準出力にエラーコードが出力されます。エラーコードについては「エラーコード一覧」をご参照ください。
※バックアップ処理中は、サーバーの負荷が高くなります。また、利用者がアクセスしている状態でバックアップが実行されると、全てのデータが正しくバックアップできない場合がありますので、利用者のアクセスを制限したり、アクセスのない時間帯に行うなどのご対応をお願いいたします。 |
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| ４．スケジュール実行スケジュールの決定 |
バックアップを実行する曜日や時刻を決定し、cronの設定を行います。cronの設定内容の詳細につきましては、Linuxのヘルプやマニュアル等をご確認ください。
※ここでは、desknet's Backupの標準出力内容を、同じディレクトリのdnbackup.logにログファイルとして保存する場合の設定例を示します。 |
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| バックアップ自動実行設定例 |
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（例１：毎朝4:00にバックアップを取得する場合） |
0 4 * * * /usr/local/dnbackup/dnbkupload.sh /usr/local/dnbackup /usr/local/dnbackup/dnbackup.conf >>/usr/local/dnbackup/dnbackup.log 2>&1 |
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（例２：毎週日曜日の1:00にバックアップを取得する場合） |
0 1 * * 0 /usr/local/dnbackup/dnbkupload.sh /usr/local/dnbackup /usr/local/dnbackup/dnbackup.conf >>/usr/local/dnbackup/dnbackup.log 2>&1 |
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以降は、cronに設定したスケジュールに従ってバックアップが自動的に行われます。また、バックアップの処理結果は、出力されるログファイルから確認できます。
※利用者が、desknet's利用中にバックアップが実行されると、全てのデータが正しくバックアップできない場合があります。バックアップの実行は、利用者がdesknet'sを利用していない時間帯や、バックアップ中には利用者からのアクセスを制限するなどのバックアップ計画をお願いいたします。 |
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